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- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006020903
作品紹介・あらすじ
著者の「仕事の原点」となった芸人の言行録。日本ではあらゆる芸人が肩身のせまさを克服するために修業を重ね芸を伝えてきたのであり、彼らの貧しさと怒りを受けとめなければならない、と説く。歌舞伎役者、落語家、力士、ストリッパーら日本人のみならず、サラ・ベルナールやチャップリンらの「面白うてやがて悲しき」生涯と横顔が簡潔な筆致で描かれる。
感想・レビュー・書評
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のちの岩波新書の『大往生』シリーズよりもずっと毒気のある一冊。
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この『芸人 その世界』は昔、文藝春秋の単行本で読んだ記憶があり、また文春文庫でも読んだ。そしてこの度「岩波現代文庫」でよんだというわけ。それぞれの間には、何年かの年月がたっているわけだけれど、中身は今でも古くはない。芸人と呼ばれる人との対談から、あるいは聞きかじりから、すなわち「芸人の話をあつめた」ものである。とつぴょうしもないこと、知られざる逸話がたくさんあってすこぶるおもしろい本である。
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