黒龍江への旅 (岩波現代文庫 文芸 152)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021528

作品紹介・あらすじ

岩波ホール総支配人・高野悦子氏が、満鉄に勤務した父の死後、父が鉄道を敷設してまわった旧満州の地を旅した印象を書きとめた紀行文。大連、大石橋、瀋陽、吉林、哈爾濱、そして国境の町・黒河…。訪れた各地での人々との触れあい、少女時代を過ごした思い出、父から語られた話などが織りこまれ、味わい深い文章で綴られた詩情あふれる紀行エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000251740

  • 岩波ホールの総支配人の作者が、満鉄の技術者だった父の死後、その足跡を旧満州に辿った旅の紀行文。

    父の人間がいかにもで、興味深い。
    紀行文はもとより、満鉄時代の話が面白かった。
    もう少し鉄道の旅が描かれているかと思ったけれど、その辺は気体ほどではなく。
    なのに大変読み応えがある紀行文だった。

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著者プロフィール

1. 高野悦子(たかの えつこ)
1949年1月2日 - 1969年6月24日
『二十歳の原点』で知られた女性。逝去当時、大学生だった。栃木県生まれで、栃木県立宇都宮女子高等学校を卒業し、立命館大学文学部史学科日本史学専攻に入学、京都に拠点を移す。ジャズ喫茶に通い、詩作、そして学生運動に励んでいたが、1969年6月24日、列車に飛込み逝去。死後、20歳の誕生日から続く内面の吐露を記した日記が、同人誌「那須文学」に掲載され、1971年に『二十歳の原点』という題で書籍化、ベストセラーとなった。2019年に没後50年を迎える。

2. 高野悦子(たかの えつこ)
1929年5月29日 - 2013年2月9日
映画運動家、岩波ホール総支配人。『母 老いに負けなかった人生』『岩波ホールと〈映画の仲間〉』などの著作がある。

高野悦子の作品

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