本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006032630
作品紹介・あらすじ
尾崎秀実とリヒアルト・ゾルゲはどのようにして出会い、なぜ死刑となったのか。二人が中心となった諜報組織が入手した情報とは何か。それは誰によっていかに活用されたのか。本書は二人の人間像と思想形成を丹念に辿りながら、一九四一年九月に摘発が開始されたこの事件の全体像を英語圏で初めて実証的に解明した著作の増補版であり、本邦初訳である。今も謎に包まれているこの事件を学ぶ上で最良の入門書であるといえよう。
感想・レビュー・書評
-
近衛文麿
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゾルゲ事件の全貌がおぼろげながらではあるがようやくつかめた気がする。
-
日本共産党のひどさがわかった気がした。
それにしても、伊藤律はよく生きて日本に帰れたと思うし、中国に20数年間囚われていたというのも信じがたい話。
すべての人が時代に翻弄され、その世界の中で最良と思われる生きかたを模索していたのでしょう。
尾崎しかり、ゾルゲしかり。
ただ、これほど優秀で知的な二人でも、世界の動向は必ずしも見えていない。
すべての間違いは、共産主義に託したことでしょう。
全4件中 1 - 4件を表示