- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022142207
作品紹介・あらすじ
【芸術生活/コミック劇画】喫茶店店主の三雲さんと雑貨店店主の矢野くんは1階と2階にお店を構える間柄。くっつきそうでくっつかない、もどかしすぎるふたりの恋をそっと見守る間抜けで不思議な存在。読めばきっとやさしい気持ちになるスロー・ラブ・ストーリー!
感想・レビュー・書評
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喫茶店店主の三雲さんと雑貨店店主の谷野くんのゆるやかな恋を軸に描かれる、ハートフルな物語。購入前、帯文句の「近くて遠い、もどかしすぎるスローな恋を陰ながら見守るマヌケで不思議な存在」を読み、どうだろう…物足りなく感じないだろうかと思ったのだが、全くそんなことはなく。何より、この「マヌケで不思議な存在」が実に、実に、いい味を出しまくっているのである。ぬいぐるみの姿をした○○達…(その正体は読んでからのお楽しみ、の方がいいかな)時にお節介を焼き過ぎるのが玉に瑕だが、何とも愛おしいのだ。現実世界とファンタジーがいい感じにミックスされており、岩岡ワールド全開である。
割と早い段階で第一の山場が訪れ、ちょっとびっくりするが、この山場で胸がキュッとなりました。どうやらこの山場(4話まで)とその後は掲載誌が違うらしく、この世界を広げてコミックス1冊にまとめてくれて、よかったなぁとつくづく思う。途中からは八百屋の吾郎君も加わって三角関係となり、その一方で三雲さんは喫茶店をどう軌道に乗せるかで試行錯誤を繰り返し、どうなることやらと私もぬいぐるみと共に気をもみまくるのだった(笑)不器用だけど誠実な谷野くんも好きだが、グイグイ系のようで心優しい吾郎君も捨てがたいのよね~。この手の恋模様、目新しい設定ではないのに、なんだってこんなにキュンキュンしちゃうんだよ~~っ!!
喫茶店と雑貨店という設定もまたツボで。それぞれのお店の居心地の良さが伝わってきて、すっごく和みました。岩岡さんが醸し出す独特のあったかさ。甘いだけじゃなく、ほどよく塩気が効いているところが好きなんです。ブックデザインも洒落ていて、カバーを外しても可愛い。あとがきマンガを読んで、タイトルの「マチ」に込められた意味に、納得。読み終えてから、カバーのタイトルをじっくり見て、なるほど~です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かわいらしいお話♪
どちらもマイペースな三雲さんと谷野さん。
自分のお店をなによりだいじに思いながら、お互いの存在も無視できない・・・そんな、そわそわ感がずーっとあって、もどかしいやら読んでいる方が気恥ずかしいやら。
見守るぬいぐるみたち(の、中身)が当人そっちのけで勝手に盛り上がるのが、また楽しい。盛り塩・・・(笑)
吾郎くんもきっといい人なんだよね。パートナーとして戦友がいいか、寄り添う人がいいか、ってのは実はけっこう重要な分かれ道なのかもしれないなぁ。 -
この方は一巻でしっかり終わるストーリーが秀逸だと思っています。
頑張りすぎたり、諦めてしまうこともあるけど、一歩踏み出すと何か変わる。
しんどいことも多いけど、ちょっと頑張ってみようと思える話。 -
良い雰囲気だったー。岩岡ヒサエ漫画は「ほわぁ〜ん」と「ぐわっ」って感じが共存してて好き。
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ホラーっちゃホラーかもだけどw
ちょこちょこ笑ったし、かわいかった(*´ω`*) -
キュンキュンしちまったよ、バカヤロウ!
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私自身は恋愛に疎いし自分の事とも思ってないのだが、岩岡さんの普通の恋の描き方が好き。岩岡さんのファンタジックなテイストにはなんら抵抗感が生まれない、天邪鬼な人間である私を前にしても(笑)
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完結してるのが残念。ぽかぽかあったかい、2人をもっと見守っていたくなる話だった。商店街、盛り上がればいいね。
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見守ったり近づいたり、ひととの距離がちょうどよいかも。