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- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022143419
作品紹介・あらすじ
避けられない戦争、それでも若者たちは夢に向かう――。生者の魂を吸い取り、死者を蘇らせると噂される “?の絵師”菅沼英二郎。彼の手法は依頼者に描く対象への想いを吐き出させ、時には暴き、丁寧にキャンバスに描いてゆく。今回は、画学校受験が間近に迫る中、なんの答えもくれない英二郎に不安を隠せない義則君の合否発表までを収録。 【内容】・子供の頃、自分の代わりに母の無事を確認しに出たまま帰らぬ人となった家政婦さんの肖像画の依頼。英二郎に語る悔い思いが肖像画になり、依頼者の心を癒していく――。「立春」・自分の夢にまっしぐらな義則。その姿を見て自分を顧みるカヲル。戦争に向かう世情の中、若人たちの夢は――。「夢見る頃を過ぎても」など、全5作品を収録。
感想・レビュー・書評
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夢中で読み込む
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麟太郎の回顧展が行われ、英二郎も「自分の絵」を描けるようになってきたところから。
幸子のことを乗り越えつつあり、彼女の娘の供養までしたらもう自分の絵に向かえるのでは。
そろそろ終わりが見えてきたのかなとも思うけど、まだ水沢との対面もあるし、カヲルくんの身の振り方も気になるし、まだまだ続いて欲しいなと思います。 -
よかったー
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