詩の邂逅

著者 :
  • 朝日新聞出版
4.18
  • (5)
  • (4)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 43
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022508850

作品紹介・あらすじ

3月11日、午後2時46分-。大震災、津波、原発事故絶望の淵に立った…。福島で生まれ育った詩人が、様変わりした故郷への葛藤を抱えながら、福島に住み続ける人々の"声"を聞き、失われた日常を取り戻す。ツイッターで話題となった『詩の礫』から一歩踏み出し、新たな"希望"を見いだすために書き下ろされた言葉たち。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 邂逅というタイトルがいいじゃないですか。ねえ。

    福島の人々を詩でつづる、和合さんならではの詩。

  • 事実を伝える重い詩とそれを生み出したインタビューを、南相馬に着く前に読了。今この時に読んでよかったです。

  • 川名潤さん

  • 言葉がシンプルさが逆に事態の深刻さをうかがわせる。詩には「福島」と繰り返されている。決して「フクシマ」じゃないぞ、「福島」なんだと訴えているようでもある。詩の他にも、現地に住む人たちとの対話が収録されている。
    ここ30年で田舎に帰ったのはほんの数回。原発が近いので、現実的にはもう行くことはないかもしれない。つい空の東側を眺めてしまう本だった。

  • ものごとをまっすぐに伝えるのは、もしかしたら詩が一番かもしれない。

  • 震災をきっかけに、この方を知りました。

    詩と、被災者の方へのインタビューで成り立っています。

    インタビューは震災当日などの様子が

    臨場感あふれる形で伝わってきました。

    被災地の一つである福島県に生まれ育ち、今も福島県に住んでいらっしゃいます。

    苦しみや絶望を感じるけど、未来や希望を見ているような感じもします。

    今国が問われている事がよくわかると思いました。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

福島市在住。詩人。高校の国語教師。『AFTER』(思潮社)で中原中也賞受賞。『地球頭脳詩篇』(思潮社)で晩翠賞受賞。2011年3月11日、伊達市にある学校で被災。避難所で数日過ごした後、自宅からツイッターで詩を発信し続け大反響を呼ぶ。近著に、『詩の礫』(徳間書店)、『詩の邂逅』(朝日新聞出版)、『詩ノ黙礼』(新潮社)など。ツイッターは今も続けられている。

「2021年 『空のふもと 風の中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和合亮一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×