- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022508850
作品紹介・あらすじ
3月11日、午後2時46分-。大震災、津波、原発事故絶望の淵に立った…。福島で生まれ育った詩人が、様変わりした故郷への葛藤を抱えながら、福島に住み続ける人々の"声"を聞き、失われた日常を取り戻す。ツイッターで話題となった『詩の礫』から一歩踏み出し、新たな"希望"を見いだすために書き下ろされた言葉たち。
感想・レビュー・書評
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邂逅というタイトルがいいじゃないですか。ねえ。
福島の人々を詩でつづる、和合さんならではの詩。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
事実を伝える重い詩とそれを生み出したインタビューを、南相馬に着く前に読了。今この時に読んでよかったです。
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川名潤さん
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言葉がシンプルさが逆に事態の深刻さをうかがわせる。詩には「福島」と繰り返されている。決して「フクシマ」じゃないぞ、「福島」なんだと訴えているようでもある。詩の他にも、現地に住む人たちとの対話が収録されている。
ここ30年で田舎に帰ったのはほんの数回。原発が近いので、現実的にはもう行くことはないかもしれない。つい空の東側を眺めてしまう本だった。 -
ものごとをまっすぐに伝えるのは、もしかしたら詩が一番かもしれない。
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震災をきっかけに、この方を知りました。
詩と、被災者の方へのインタビューで成り立っています。
インタビューは震災当日などの様子が
臨場感あふれる形で伝わってきました。
被災地の一つである福島県に生まれ育ち、今も福島県に住んでいらっしゃいます。
苦しみや絶望を感じるけど、未来や希望を見ているような感じもします。
今国が問われている事がよくわかると思いました。