世界遺産・小笠原

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.75
  • (4)
  • (6)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509109

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いつか行ってみたい島。なかなか連続7日間のまとまった休みが取れないのでこの写真集で気分だけでも行った気になってやろうと思い手に取った。
    暗闇で妖しく光るグリーンペペ(ヤコウタケ)や体の大きさに対して、それはなにか意味あるのかい?と話しかけたくなるほど小さい殻を背負ったオガサワラオカモノアラガイ。とても雛には見えないおじさんのようなアホウドリの雛。鈴生りを通り越してデラウェアの1000倍!!といっても過言でないほどたわわに実ったクロツグの実など、普段の生活ではお目にかかることのできない小笠原を覗けて本当に楽しかった。いつか嫁島近くのマグロ穴というポイントで潜ってみたい。個人的にはP97の月明かりが美しい父島の写真が好き。
    巻末には島の歴史やクジラの撮影の仕方、島で行っているアホウドリやウミガメの繁殖についても書かれている。ウミガメの卵を産卵日ごとに分けて砂に埋めて札を差して管理している写真も印象的だった。

  • この瞬間に出会える幸せ。どの位の時間を費したのだろう。

  • 海が金色に見える時間や、月明かりがとてもきれいに輝く夜…自然でしか見る事の出来ないような色、ここにしかない植物とここにしかいない生き物たち。自分の目で、その一つひとつを確かめたくなるような写真集でした。

  • トーンとスケールが本当に好きだ。
    金色の海のイルカの写真。
    迫力在る写真。
    コントラスト。

  • 海にはイルカやクジラ、島には固有種の植物や生き物がたくさん。写真でも海・空・森が本当にきれいなのがよくわかる。。。

  • 20111117
    小笠原諸島の写真集です。
    クジラのジャンプは、他の写真集に比べて画面いっぱいに捉えていてすごくダイナミック。

    海の中だけでなく、地上の固有種である植物などの写真も豊富。タコノキを下から見た写真や、「マルハチ」の名前の由来となった落葉の痕など、珍しい写真がいっぱいでキャプションも含めて楽しい。

    隠れスポットであるビーチの写真などは、海がエメラルドやコバルトに透き通って信じられないくらい美しく、見とれてしまった。

  • クジラの背面ジャンプ。
    形容する言葉が出ないくらいの砂浜と海の色。
    愛らしいアホウドリ。
    どこまでも透明な海を泳ぐ水先案内人のイルカ。

    すべてが素晴らしく一冊にギュッとしている。
    個人的にも欲しくなってしまった(*^_^*)

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1958年徳島市生まれ。中学生の時に本格的に写真を始め、16歳の時二科展入選、17歳の時には銀座ニコンサロンで個展を開催。どちらも「最年少」と話題を呼ぶ。27歳の時に、初めて出版した写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛賞を受賞。当時の最年少記録。以降、写真集を60冊以上出版。国宝の仏像を多く撮り集めた写真集『極楽園』や『京都の御所や離宮』などを発表。伊勢神宮「式年遷宮」撮影のために数年にわたり伊勢に居住。銀座・和光にて写真展を開催、作品を奉納した。東大寺の近隣に居を構え、今回の写真展、写真集のための撮影を行った。

「2018年 『天平の楽園 東大寺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三好和義の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×