シフォン・リボン・シフォン

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.60
  • (46)
  • (191)
  • (170)
  • (21)
  • (2)
本棚登録 : 948
感想 : 187
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509796

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 田舎のさびれた商店街にいきなりできたこじんまりとしたオシャレなランジェリーショップ「シフォンリボンシフォン」,魅力的なランジェリーに引き寄せられるように店に入るのは自分の体に悩みを持つ人達ー。

    太っているせいで胸が大きいことで悩んでいる女性や体は男だけど心は女性の人,そしてショップを作った女性。。。

    私自身下着が好きなのでランジェリーショップの話が書いてある本だと知ってわくわくしながら読みました。魅惑的なランジェリーにはやはり女の心を狂わせる力があるのかなと思いました。

    これを読んで下着を買いたくなったので後日買いに行きました笑

  • とある田舎町のランジェリーショップを巡る様々な人の物語。
    個人的には1話に収録されている女性の話が好き。
    人間が誰しも抱えているどろっとした部分とかの描写がわたし的に苦手だったので★2つ。

  • 前の二編と後の二編で色が変わっておさまりが悪い。
    確かに三年くらいでつぶれそうな店…

    一話目の人は作者の投影かな⁇
    写真のイメージとだぶった。

  • 田舎に新しくOpenしたランジェリーショップでの物語。家族に問題を抱えた店員のかなえや近所の客が少しずつ家族との関係性を考え直していく話。いくつになってもシフォンやリボンが大好きなので手に取ったが、こんな家族や、介護に焦点を当てた話だと思わなかった。

  • 近藤史恵さんは軽いミステリーの名手だと思っているのですが
    まったく違うジャンルです。

    う〜ん・・・
    何かありましたか?と作者に聞きたい心境。

    下着をめぐる人間模様というお話ですが
    ありふれた感がぬぐえません。重いテーマだけど深みもない。
    生意気言ってすみません。

  • シャッターが閉まった店ばかりが目立つ地方の商店街。
    その一角にオープンしたランジェリー・ショップの名が「シフォン・リボン・シフォン」。4話からなるシリーズは、この店によって救われたり、癒されたりする人の営みといわくありげなオーナーの過去も明らかにしていく。

    インナー(下着)には、それを肌身につける女性にしか分からぬ、独特の価値観や満足感、そして他人には知ることが出来ないパワーが秘められているらしい。そんなパワーのことを身をもって体験したオーナーだからこそ、独特のもてなしが可能なのだろう。

    第一話、第二話は、お店を訪れる人の物語。オーナ自身について直接語られるのは後半の二話となる。母の介護のためもあり、わざわざ故郷の寂れた町へと、この店を移転したオーナーの思いとは、、、

    取り上げる町の活気のなさや、健康問題に直結するインナーの話が主体となれば、タイトルの明るさの割りに、トーンが暗くなるのも仕方がない話か。

  • 全体的にどんよりしていて読んでいて全く爽快感がない。けどなかなか考えさせられる。

  • 田舎にできた高級ランジェリーショップに訪れる人々の短編集。男が読んでもわからんな~
    2012.6.27

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

近藤史恵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×