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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022511287
作品紹介・あらすじ
【文学/評論】57歳の若さでこの世を去った中村勘三郎。彼は当代随一の人気役者でありながら、裏方としても納涼公演立ち上げや若手脚本家招聘などを成した唯一無二の人物だった。朝日新聞を中心とした資料をもとに客観的視座から彼の足跡を記録する、勘三郎評伝の決定版。
感想・レビュー・書評
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先代勘九郎の芝居人生を朝日新聞の劇評をベースに追った伝記。
勘九郎で一番記憶にあるのは狐忠信の舞姿。切れと円熟の両方が四十前後の勘九郎から漲ってました。
また勘九郎を観に行けるのが歌舞伎のいいとこ、怖いとこ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほぼ同時期に出た関容子の本や奥さんの本が感情にあふれた追悼の書であるのと対照的に、淡々と勘三郎の業績を追っている。こうした記録も大事だと思う。
ただ、見た記憶があるのに載っていない舞台(地方の芝居小屋)があり、完全な記録にはなっていないような気もした。(思い違いかもしれない)
この本を読む限り、自分は勘九郎の全盛時代をほぼ網羅できたようで、その幸運をありがたいと思った。
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