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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022511782
感想・レビュー・書評
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今回は舞台がどちらも海外。
時系的にはカイト君と出会う直前の話。 -
右京のキレぶりは、海外を舞台にするとなお映える。「奇術師の罠」では、事件の解明ぶりもさることながら、エルキュールポワロも舌を巻くほどの鮮やかな臨場感を演出しているところに惹かれる。
「シリアルキラーY」では、犯罪心理学者の上をいく犯罪心理解読力に圧倒される。動機の裏を見抜くのも圧巻。
海外を舞台にした事件簿は、その国柄や人柄も見どころ(読みどころ)。右京をとりまく場面展開が、さらに作品の面白みを押し上げている。 -
「相棒」オリジナル小説第4弾。タイトル通り、テーマは「アリバイ」です。「奇術師の罠」「シリアルキラーY」の二作。イギリスで、そして香港で右京さんが活躍します。ああ、あの時期ね、とドラマの時系列と併せて楽しむのもファンならでは、かも。
「奇術師の罠」は、事件の様相がなんともインパクト大。奇術師がテレポートで殺人って、それすごすぎでしょ! でももちろんきっちりと謎は解けます。
「シリアルキラーY」は、逆に地味に思えた事件がとんでもない謎をはらんでくるところが魅力。犯人はなんとなくわかるけど。過程を楽しみたい一作です。右京とにわか相棒のコンビも魅力的。