精鋭

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022512574

感想・レビュー・書評

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  • 警察官になった柿田はいろいろな部署に一定の期間配属される。それが終わってから本当の配属が決まるのだ。地域課に配属が決まったが、毎日どのような基準で処理をしなければいけないのかと悩んでしまう。子供が捨て猫を拾ってきた。それへの対処はこれで良かったのか?酔っ払いへの対応はあれでよかったのか?先輩の巡査部長からは、お前は機動隊向きじゃないのか、希望を出しておけ、と言われ、それからは希望は機動隊といつも出していた。そしてあるとき機動隊への面接があった。機動隊での訓練。そしてその中でも精鋭であるSATへの訓練。初任警察官の柿田もいつしかたくましくなった。

  • 今野敏が描く、はじめてのSATの話…ということだったが、ある警察官の話って感じでした。

  • 起承転結というか、いわゆる「オチ」が無い作品。
    個人的にはやや物足りなかった。

  • 20170829読破

  • 事件も何もなく、主人公が努力する日々を描いている
    もの足りん

  • ワンフォーオール、オールフォーワンの解釈
    苦しい訓練への心構えなど超体育会系の考え方が気持ち良いくらいストレートに描かれている。
    主人公である柿田の経験を通して描かれているのだけれど、警察になり各部署に配属される体験や特殊な部隊に配属されるまで道のりなど、部外者には味わえないイベントがテンポよく、最後まで一気に読めた。

  • なんだろう。「お話」というより、「説明」。
    ただ、訓練先での、主人公と陸自隊員さんのやりとりは、興味深く読んだ。

  • 新人、柿田亮が、成り行きで機動隊に入ることとなり、遂にはSATに入隊する話。

    ラグビー部で鍛えた身体と精神だけでは到底乗り越えられない厳しい訓練も、生来の性格であるがむしゃらさ真面目さに加えて、訪れる限界の中で徐々に自分の意識を変え、克服していく。

    名言があり過ぎて、図書館の本じゃなければ線を引いてるところ!

    個人的に、狙撃訓練の狙いの場面では部活の弓道を思い出し、また、レンジャー訓練の「これはまだ大したことじゃない、本当はこんなものじゃないはずだ」の場面では、初産の時同じ思いでいたこと、終わってみたらこんなものだったのかと感じたことを思い出しました(笑)

  • 1人の若手警察官の成長物語としてそれなりに面白いし、SATの訓練の雰囲気等を知ることができるのは有益だが、いかんせんストーリーが単調で、特に盛り上がり所もなく、淡々と話が進んでいく(主人公があっさりとハードルをクリアしていく)ので少し物足りなさが残った。

  • 自衛隊もSATも知られざる訓練を続けているんですね。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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