- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022519412
作品紹介・あらすじ
「百人斬り」や虐殺人数など南京事件をめぐる論争は続く。しかし当時の日本の新聞が何をどう報じたかを検証した研究や著作はない。本書は南京陥落前後の全国紙〈地方版含む〉と地方紙を渉猟し、当時の新聞が何を書き、何を書かなかったか具体的に描く。
感想・レビュー・書評
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南京戦について新聞は書かなかった。
書けなかったわけではない。半分は使命感からか。それに対する反省の書と言える。
しかしそれとは別に兵士たちは戦後あるいは同時にかなり書いている。
「大」かどうかは定義の問題。著者は数字について逃げている。ただし虐殺はあった。そのことは間違いない。従来の感覚よりかなり多いか。 -
歴史は選択されるので「何を書き、何を書かなかったか」はどんな著作にも言えるし、本書も例外ではないということは留意する必要がある。
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失敗した。
朝日新聞やった。
いわゆる「南京虐殺」についていろんな論があるのは知っている。
私自身は、色々耳に入れて目にした情報から、「虐殺」という「事件」はなかったんじゃないのかと感じている人間ではある。
この本の著者は、序章で、その論の元になっている書のあやふやさを指摘しており、もしかして、そうであって、論拠がその書だけであればがっくり崩れるんだが。
言ってるのが、「朝日新聞」だからなあ。
言ってることが正しいのかもしれないが、残念ながら「朝日新聞」が嘘つきなんで、斜に構えてしまう。嘘つきだって本当のことを言うことがあると言うのは理論的には正しいが、よっぽどのことがないと、そもそも耳を傾ける必要もないわけで。
損してるとは思うんだ。お互いに。
頑張って読んでみたが、新聞が書いてないのは検閲のせいだと言っちゃったら何も始まらないし、あらゆる所に偏り感じるのでね。