ニューヨークからきた猫たち

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.06
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本棚登録 : 41
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022578037

作品紹介・あらすじ

夫婦、親と子、そして子供が巣立ち離れて暮らす家族の絆を、おだやかな筆致で描く"家族小説集"。

感想・レビュー・書評

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  • 実はちゃんと読んだ事がなかった椎名誠さん。
    この方のくくりは何なのかも知らず・・・ジャーナリスト??と思っていたけれど作家さんだったのですね。

    私には読みやすく、すっと入っていけたお話達。
    渡辺葉さんは娘さんなんですね。それすらも知らず。
    息子さんの話とか、今更ながら他の本も読んでみたいと思いました。

  •  タイトルに引かれて図書館で借りました。椎名誠「ニューヨークからきた猫たち」、2002.11発行。10話が収録されています。エッセイ集なのか短編小説集なのか・・・?。「ニューヨークからきた猫たち」は、まさに猫2匹がニューヨークからきた話でした。その猫の話がを期待したのですがw。「隣りの席の冒険王」が面白かったです。

  • いつもの私小説的な話

  • 2015.3.17 読了

    これは 完璧に 猫が出てくると思って
    借りた本でしたが、
    ほぼ 出てこなかった!!(|| ゚Д゚)

    あまりに淡々とした短編で、
    ちょっと どう解釈すれば?な感じだし、
    ちょっと 退屈でした。。。

  • 図書館で見つけて久しぶりに読んだ椎名誠のエッセー集。
    2人の子供達は巣立ち、精神的にかなり弱気になっていることが書かれていて、読んでいて感傷的になる。
    無人島でたき火を囲んで大騒ぎしたり、南の島でダイビングに挑戦したりという、若かりし頃の活気に満ちた内容とは異なり、かなりしっとりとしている。
    が、やはり文章はすばらしく、共感できる部分も多く、所々で涙が出た。
    たまたま手に取った一冊だったが、読んで良かった。

  • 2003年4月20日読了。

  • 私小説と呼べるのでしょうね。
    いつものエッセイとは一味違った景色の切り取り方になっていました。私は「遡行」のなかの「やれやれ」という言葉が大変気に入りました。この気に入り方はきっと明日から使ってしまうだろうという気に入り方です。
    椎名さんの風景の切り取り方は素敵だと思います。最近の彼の写真を見てもそう思いますが、まあ、同じ人がやっているんだからとうぜんかもしれない野ですが、文章がすべてスチール写真となって立ち上がってくるところは見事だと思います。
    ちょっとだけ、円熟という言葉も頭をかすめました。

  • 穏やかで、どこか少し寂しい家族小説集

  • 久々の椎名さん。「家族小説集」
    何だかしんみり。
    好きなのは「屋上」

  • 09/01/31

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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