みみずくの夜メール

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 60
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022578884

作品紹介・あらすじ

笑う、考える、涙ぐむ。そして圧倒的に面白い。五木流ユーモアエッセイの決定版。

感想・レビュー・書評

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  •  中1のときピョンヤンで敗戦をむかえた五木寛之さん、難民~引揚げ、大変な経験をされたと聞いています。「みみずくの夜メール」、2003.11発行、朝日新聞朝刊に月曜日連載されたエッセイ集です。著者70歳の頃のエッセイ。ちゃんとした食事は一日一回、あとはうどんや稲荷寿司など。眠る、水を飲む、食べる・・・、面倒。何をするにもエネルギーがいる。春ごろから急に痩せだした。云々ありますが、今年91歳でお元気そう。日頃の養生が効いてるんだと思います。

  • ほっと一息つきたい方へ。

  • 朝日新聞の朝刊に連載されていたエッセイをまとめた一冊。

    ――四〇年にわたるもの書き生活のなかで
    ――これほど自分の素顔をさらけだしたエッセイは
    ――なかった、と思う。(著者より)

    という言葉のとおり 生活者としての五木寛之さんに会える気のするエッセイの数々だ。
    身の置き所にちょっぴり困って はにかむように微笑む五木さんが ふとその辺りに立って
    読みながら ふふふんと笑ったり じぃんとしたりする私を 眺めているような気になってしまう。

    頑固で柔軟。天邪鬼で素直。大作家で普通の人。そんな五木さんを愉しめる(失礼)はず。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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