地球温暖化の政治学 (朝日選書 604)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022597045

作品紹介・あらすじ

科学記者による迫真の報告と総括。そもそも地球はほんとうに温暖化しているのか?いつごろから誰が問題にしはじめたのか?なぜ、これだけの大テーマになったのか?京都会議の実情は。

感想・レビュー・書評

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  • 少し古い本だが地球温暖化交渉を取材し続けた記者の目線からみた国際交渉と温暖化解決の難しさを伝えた本。温暖化を議論する際に外せない科学的な根拠。その最前線を担うIPCCの役割。そして現代において温暖化解決のためには政治の視点を外すことができなくて国際交渉と温暖化問題の切っても切り離せない問題について考える1つのきっかけとなる良本だと思う。取材の現場で見えた各国の思惑にも注目して読んでいただきたい。

  • IPCCの作業は世界中の研究を網羅的に集めて精査し、それを整理し全体の流れや到達点を示すというものなので報告書は何千ページにもなる。
    IPCCは国家の利害を背負う代表で構成され、ピア・レビュー方式をとったことで、足かせをはめられ、最大公約数的な結論になって科学的には鋭さを失いが逆に一度コンセンサスをとると、どの国も簡単には無視できない政治的な強さを持つ。
    IPCCはかなりの力を持つようになってきている。
    IPCCは地球サミット以降、積極的に途上国の研究者の参加を促した。

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著者プロフィール

朝日新聞社編集委員/工学修士(京都大学)


「2010年 『Sustainable Low-Carbon Society』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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