ふるさとの詩: 原田泰治の世界 (朝日文庫 は 4-1)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022605047

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  • 私の好きな画家の一人、原田泰治さん。
    私は今まで自分の地域に残る伝統を、日本に残る文化を継承しようとしたらだろうか。
    1980年ごろ、日本にまだかすかに残っていた風景を、文化を、風習を、そして人々の温もりを彼は描き続けた。
    古き良き時代ではない。今でも間に合うかもしれない。
    目から鱗の作品ばかりだった。
    そして限りない郷愁を感じて泣けてくる。

  • 1982(昭和57)年から2年半にわたり、朝日新聞「日曜版」に連載された原田泰治氏の絵と文をコンパクトな文庫本として出版したもの。北は北海道から南は沖縄まで、人びとの暮らしの風景・情景が、温かく繊細に大事に描かれている。通勤中のバスや電車で、絵を眺め、文章を読んでいると、日常の忙しさを忘れさせてくれる1冊。

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著者プロフィール

1940年長野県諏訪市に生まれる。1963年武蔵野美術短大卒業。1973年複十字シール・デザイン・コンクール特選。1980年小学館絵画賞受賞。1982年4月から、朝日新聞日曜版に「原田泰治の世界」を127週にわたって連載。1984~86年「原田泰治の世界展」を全国22会場で開催。1987~88年「ナイーフ三人展-原田泰治とユーゴの仲間たち」を各地で開催。1989年から2年にわたりアメリカ合衆国の5都市で「日本の四季を描く原田泰治の世界」を開催。同展覧会は帰国後、全国33会場を巡回。1998年信州諏訪湖畔に「諏訪市原田泰治美術館」開館。1999年紺綬褒章を受章。2001年11月より2002年にかけてブラジル(サンパウロ、リオデジャネイロ)にて「原田泰治の世界展」を開催。2002年中米3ヵ国(メキシコ、コスタリカ、ニカラグア)にて「日本の心」を伝える絵画展・講演会を開催。2008年郵便事業(株)ふるさと切手「ふるさと心の風景」シリーズを全国発売。2011年財団法人逓信協会第56回前島賞受賞。主な著書に『さだおばさん』『原田泰治自選画集』『日本の歌百選』『日本のふる里』など。

「2014年 『私の好きな原田泰治の絵 33人が選んだ心に残る一枚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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