- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022617316
作品紹介・あらすじ
仕事と暮らしにおいて、いつでも幸せを運んできてくれるのは"人"である-。「その人の後ろの"50人"を意識する」「あえて距離を縮めない」「仕事と車と靴の法則」「行動のエンジンは思索」など、『暮しの手帖』編集長が贈る、あなたの人生を変える仕事術。
感想・レビュー・書評
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自分の生活や仕事に対する概念を見つめ振り返る機会となるいい本でした。
以下は備忘録
⚫︎仕事の三原則
約束を守る 時間を守る 相手を喜ばせる
⚫︎スティーブ・ジョブズの言葉
Stay hungry, stay foolishの訳は「ハングリーであれ、愚かであれ(かしこくなるな)」
⚫︎人と関わりを持つために役立つ三つのアプローチ
笑顔と挨拶と自分の意見をはっきり伝えること
⚫︎わからないことは『わからないことリスト』にして勉強する
⚫︎どんなささいなことでも馬鹿にしないこと。素直な心で考えるのが大切
⚫︎仕事の本質の殆どが準備
⚫︎お金には「使われてうれしければ、返って来てくれる」という性質があります。お金と友だちになるというのが最良の投資テクニックかもしれません。
⚫︎大人が楽しむ方法は人に喜んでもらうために創造することです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
挨拶、笑顔、身だしなみ、人に対して、謙虚に誠実に接する。
飾らないけど、芯がある数々の言葉、大事にしたい言葉がたくさんありました。 -
数年前に読んだ本の再読。
少しストイックな仕事術の本。コロナで働き方も大きく変わったが、基本的なところは変わらないと認識させる良い本。
実行するにはハードルの高いところもあるが、1つでも自分のキャリアにつなげていきたい。何度も読み返し、心に留めておくべき本。 -
自分の仕事を大切にしている人と思う。だから「受験生の様に計画表すら立てて毎晩勉強」したり、「出社して先ずハンドクリームつけて手をマッサージ」したり、「200%の成果でプロフェッショナルを示」したり、「新しい人」に会い、また自身が新しくなるのだろう。
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こんなかっこいい先輩最高だなと思いました。私より少し年上ですが、真似てみたい参考にしてみたい生き方です。
(抜粋)
●その人の後ろの「五十人」を意識する
●毎日、自分をアップデートする
●流されたら理念に戻る
●笑顔を忘れないこと
●その先に人がいる
●生涯お守りになるルール
・飾らないこと
・真似て学ぶこと
・嘘をつかないこと
・約束を守ること
・自立すること
・欲張らないこと
・心をこめること -
心がけって本当に難しい。日々ちょっとしたことで生活にハリが出るって、わかってても中々できないことだから。
この本は、具体的なことを書きつつその押し売りではなく、それぞれの毎日をワクワク気持ちをこめて暮らしましょう、って作りが印象的。
祖母にいつか言われた「仕事が仕事をする仕事」って言葉を思い出した。
気持ちが緩んだりきれたりすると無意識に猫背になることがあるけど、そんなときにふと手を伸ばせるところにおいて、ハッと気づくために読みたい。 -
ていねいなくらしの提案雑誌『暮らしの手帖』編集長であり、古書店カウブックス(中目黒)のオーナーでもある松浦弥太郎氏の仕事術。
すでにその仕事=作品が物語るように、とても几帳面な方であろうと思う。
白いワイシャツにピチッとアイロンをかけることが日課のような。
弥太郎氏は物理的、心理的な準備に時間を充てていることから、事前準備の大切さのノウハウがわかることはもちろんのこと、この本ではさらに、そうやって積み重ねてきた情報を【積み下ろす】、処分して常に頭を開けておく作業をする。
情報に頼りすぎてないか、自分の頭で考えているか、と警鐘を鳴らし、根本的な場所に立ち返ることとなる。
弥太郎氏のその場所とは【正直、親切、笑顔】という理念や自分との約束事。
仕事の先には人がいる...そうやって培った人との向き合い方、また自分との向き合い方から紳士な仕事術である。
社会のレールを歩いてこなかった経歴をもつ弥太郎氏が鍛錬してきたからこそ、この仕事術はただの仕事術ではなく、研磨されたもの、そんな感じがした。 -
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松浦さんの別の本を読んだことがあります。「ていねいに暮らす」みたいなタイトルだったかな。この人の文章は良い人柄が滲み出ていて、心があたたまり...松浦さんの別の本を読んだことがあります。「ていねいに暮らす」みたいなタイトルだったかな。この人の文章は良い人柄が滲み出ていて、心があたたまりますね(*´∀`*)2012/07/11
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「良い人柄が滲み出ていて」
そうですね!
ちゃんと地に足が付いた暮らしをするための、アドバイスを優しくして呉れてる。いつも、そんな風に思いな...「良い人柄が滲み出ていて」
そうですね!
ちゃんと地に足が付いた暮らしをするための、アドバイスを優しくして呉れてる。いつも、そんな風に思いながら読んでます。2012/07/12
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仕事とは誰かのために自分を役立てることであって、人との関わりの中でなされるもの。
だからこそ自分をベストな状態にしておくのは当たり前だし、挨拶などで小さな信頼を重ねていくことが大切なのではないかな。
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『暮しの手帖』の編集長を務める著者が、「働くこと」について考えたこと、あるいはふだんから心掛けていることをつづった本です。
「はじめに」で著者は、就職や転職、肩書がつくなど、「社会という歯車と、はじめてかみ合うとき」を迎えた読者に向けて、本書を書いたと述べています。いわば、仕事をするなかで成長し、そのことに喜びを感じてますますこのサイクルを推し進めていくような状況にいるひとに対して書かれたものであるということに、留意しておく必要があるように思います。
逆にいえば、こうした状況に身を置くことができないでいる読者にとっては、本書のさまざまな提言はかならずしも有効なものとはならないように思います。たとえば著者は、「みんなで行った仕事だから、みんなの責任」という考えかたは、個人の成長を妨げるといいきっています。上記のような状況にあるひとにとっては、みずからの責任を明確にすることで、自分自身の気持ちを引き締め、いっそうの成長を遂げることにつながっていくはずです。しかし、そうではない読者にとっては、こうした考えかたを引き受けることは、みずからの状況を改善するために一時的にせよ他者に依存することを差し控えさせることになり、かならずしもそのひとの置かれている状況の改善につながらないこともあるのではないかという危惧をいだいてしまいます。
もちろんこのことは、本書の欠陥ではありません。著者は明確に本書の読者を限定しており、上のような状況にあるひとは、その条件にあてはまらないということにすぎません。ただ、そのことを認めたとしても、たとえば「世間では「きつい、汚い、しんどい」などと称される仕事でも、その仕事が確実に誰かの役に立ち、喜ばれていると実感できれば、人は喜んで働けますし、自分の役割を楽しめるものです」といった言辞には、危うさを感じることも事実です。