週末ちょっとディープなタイ旅 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618948

作品紹介・あらすじ

【歴史地理/旅行】タイ庶民は何を食べている? 鉄道やトゥクトゥクに代わる、速くて便利な交通手段とは? 風俗・飲酒・喫煙を取り締まるなど軍事政権が清廉潔白なイメージ作りに努める様子を横目に、庶民の暮らしに触れ、ラオスとの国境をめぐる旅へ。

感想・レビュー・書評

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  • ‪一般的なタイへの旅から視点を変えて深く楽しむ為の情報と知識。タイ料理とタイ中華料理、交通機関、プミポン国王国王死去の際のタイ国民の反応などその地を知り尽くした人ではないと知り得ないこと。さらには近隣のラオスまで興味深い内容。‬

  • プミポン国王ご逝去の話題にも触れていて最近のタイ関連トピックがいろいろとあり興味深い一冊です。タイ料理とタイ中華料理。。。次タイに行った時にはそのことを意識しながら食堂に行ってみたいと思いました。

  • 軍事政権下の社会の様相、国王死去の余波など最新のトピックを盛り込んだ、シリーズのタイ版。著者馴染みの国だけに、交通網から食堂事情の変遷まで、細かな視点での紹介などは地に足がついている。タイ料理に進む中華化の話は、確かに言われてみればと気付かされた。もっとも読みどころは、末尾のラオス探訪かもしれない。中国の資本と人の流入によって、街の一角に中国人街が成り立ってしまった有様には、世界中に存在する中華街のリアルタイム進行を見る感があった。また経済発展により様変わりした都市と、(まだ)一線を画す様に静寂を保ち続けている郊外の町の描写は、まさに気分が「とろける」感覚。旅情が伝わってくる。

  • 今のタイが良くわかる紀行文。プミポン国王は偉大だった。

  • プミポン国王逝去後の情報や写真が記載されていて、その情報の速さに驚いた。
    タイが最も専門や筆者の目からも、軍事政権以降のタイはかなり変わったという。自分も感じてみたくなるような内容だった。

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著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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