今、何してる? (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 535
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643445

感想・レビュー・書評

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  • 最初の恋愛プリズムめっっちゃ興味深くて面白かった
    相性とは?とか、私のどこが好き?と恋人なり夫なりに尋ねた時、どう答えられるのがうれしいか?とか、元彼の言葉がどうも合わなくて怒りっぽくなってた話とか!!
    最初のは恋愛プリズムで錯覚、相性〜って感じの章で、
    2個目は映画、本の中の台詞で角田さんが思ったこととか今までの体験とリンクしてるところとかをまとめた章で、
    3個目は旅と本の日々っていう旅に関連した話がメインの章で、
    4個目は本当一緒に歩くのだっていうおすすめの本の紹介のような今まで読んで感想を抱いた本とかの話し

    正直一章目の恋愛の話がずば抜けて面白くてそれ以外はそうでもなかった
    最初読んでる時はこの本はめっちゃレアな永遠保存本かもと思ってたけどどんどんそうじゃないかも、、ってなっていった

  • 角田さんとは似ているところが多くあって、
    親近感どころか私の代弁者!くらいに思っていた
    部分がおおいにあって。
    このエッセイに関しても、そういった心持ちで
    読み始めたのですがビックリしました。
    恋愛観があまり似ていなかったのです。
    そうそう!わかるわかる!ということだって、
    もちろんあるはありました。でも少しだけ。
    最後の方で、同じ景色を見て同じ時間を過ごしていても、
    違った記憶のしかたをしている、という話がありました。
    まさにそれ。感じ方、観点、行動、どれにしても
    全く全てが同じだなんてことはないんだなあ。
    角田さんがすきです。

  • 名言というか、名言よりもっと身近にしっくりくる言葉がたくさんあった。これを書いたときの角田さんと今の私はほぼ同じ歳。等身大で背伸びって何?て感じのエッセイだけど、やっぱすごいなあ。好きです。読みたい本も増えた。

  • 大好きな角田さん、のエッセイ。恋愛観は、ほーっと思うこともあれば賛成できないところもある。でも色んな観点で個人の恋愛観を色々聞けるのはとても楽しかった。
    そしてなんとこのエッセイ、後半は角田さんが読んだ様々な本が紹介されている!これは嬉しい。読みたい本が沢山できたし、読み終わって自分はどんな感想を得るか、角田さんと答え合わせができるようで嬉しい。旅のお供に素敵な本でした。

  • 角田光代さんのエッセイは共感できたり、「???」と思ったりしながら、気楽に読めるところが好きです。でも私はこの人と一緒には住めないだろうなぁ…なんか振り回されそうで…

    「読書をすることで、世界中どこにでも行けて、誰にでも会える」という当たり前のことを思い出させてくれました。

  • 2016 8/8

  • あんまり内容の方を覚えていないんですけれども、とても勇気・元気・愛…読んでいる間中、そうしたものが溢れ出て来るかのようなエッセイでした! ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    元々、角田さんの小説を好んで読んでいたこともあって今回、エッセイの方に手を出してみた次第なんですけれどもまあ、ああいう小説を書く人のエッセイだな…という感じですかね。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    本の感想やら…それに旅行中の雑文みたいなのを載せていましたけれども、そこにほのかな叙情に加わってイイ感じのエッセイに仕上がっていますね!

    ↑ま、言いたいことはそれくらいですかね…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 角田光代さん独特の感性で綴られたエッセイ。さりげない言葉が心の琴線に響く。ユーモラスで笑いも涙もあるけど、なにげない日常で見落としていた宝物に気づかせてくれるような濃さと重みが感じられて、読んでよかったと心底思える。後半の2冊ずつの書評「本と一緒に歩くのだ」は本好きさんの読書魂(?)をそそられるものばかり。さすが角田さんと改めて思った一冊。

  • 恋愛と、本に関するエッセイ。

  • 「旅の待ち時間を救うもの」というのが面白かった。さすが作家だね。それも旅慣れた。しかし、これが書かれたときと今とはかなり携帯事情が違っている。となると彼女もスマホなんて持ち歩いちゃったりしてるんだろうか?

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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