吸血鬼ハンター26 D-シルビアの還る道 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.16
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本棚登録 : 83
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647122

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】〈辺境〉の森を通りかかったDは、襲われている兄妹を救う。妹は働いていた貴族の城から暇を出された〈帰還者〉で、彼女を〈擬似吸血鬼〉と恐れた故郷の村人に襲撃されたのだ。護衛を引き受けたDは二人を無事、故郷に送り届けられるのか?

感想・レビュー・書評

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  • Dである。25巻買う前に26巻を買ってしまったようだ。貴族の城から出てきたシルビアを護衛することになったDと、シルビアを連れ戻そうとする貴族ナイトフォールの戦い。ロードムービー調で、行く先々で出会うキャラクターが、今回はわかりやすくとよい。
    しかし、どんだけ貴族はいるんだろうか?

  • 前作「黄金魔」は借金(貸し借り)がテーマでしたが、今回は故郷への帰還(帰る場所)がテーマになっています。
    相変わらず最後の対決はあっさり終わってしまって、これだけ?と思えるようなところもあるんですが(笑)、でも終わり方なんかはなかなか良かったです。やはり何か一つテーマがあった方が良いのかもしれませんね。

  • 偶に読むDはいいですね。
    今回は新たに帰還者がテーマ。
    故郷に帰れる事になった貴族に奉公に出た人間が戻る先として選んだのは、どこなのか?
    あまり結末を考えずに読み進めたが、なかなか納得の結末だったと思う。

  • D の新必殺技追加されたな。

  • 帰還ということがテーマとなっているが、タイトルとなっている還る人のエピソードというより、とってつけた感のある他の還った人の方が強烈に還った先で暴れるのと、それらの帰還者のほうが、還る人の奪還者よりも圧倒的なので、相変わらずの物語のぶれ感が強く、物語に一貫性が無い。

  • いつものより少し読みやすいか。

    主人公は脇で人外な強さを披露してるだけで、主役を別において主役中心に話が進むとわりと自分好みの話になる。
    まあ、主人公が規格外すぎるのが原因ではあるけどねー。
    そういう意味では中期のブギーポップみたいな進行が好みなのかね、自分。

    後半のぽっと出はいただけなかったが。ちともったいないかな、と。

  • 2013/08/10 購入。2007年にヴェネツィア国際映画祭で初上映された「シルビアのいる街で」が借題ネタらしい。

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著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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