精鋭 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 332
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648792

感想・レビュー・書評

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  • 再読。面白い。

  • 予備知識なしで読むと◎
    今野作品の新しい境地。

  • いち警察官がSATになるまでを描いた作品。警察を題材に小説した小説は緊張感やシリアスな展開を期待させるものと思いますが、本作は不思議とのんびりとした雰囲気すら感じます。

    あとがきにあるように、ものものしい事件がほぼないことがその大きな要因と思いますが、主人公ののほほんとした性格もその大きな一因と思います。

    その雰囲気は、このジャンルではつまらなさにつながってしまいそうと思っていましたが、妙なことにそのようなことはなく、むしろ意外と楽しめました。学園もののような、いろんな登場人物たちが協力したり衝突しあったりしながら成長して行く姿を見られる点が、本作の面白さなのかな、と思います。

    次回作があるかわかりませんが、本作で成長した柿田や桐島、藤堂たちがSATとして活躍する姿を描いた作品を読んでみたいところです。

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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