- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022649911
作品紹介・あらすじ
ペットの相談に来る人が絶えない、都内の動物病院の院長・花井颯太。三度の飯よりも犬が好き! 周囲に「犬バカ」と呼ばれる颯太の原点をたどると……。そこには「命」と向き合う大学サークル「犬部」があった。同名映画の小説版。
感想・レビュー・書評
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犬が好きです。
読む前から悲しい話ではなければ良いなと思いながら読み終えました。
犬が思う人への気持ち、人が思う犬への思いがとても身近で色々と考える事がありながら読み進めました。
犬と人の人生が一緒に過ごせるのはとても幸せな事です。
登場人物の保護活動に私も少しでも力になりたいと思っています。
そして今の犬との生活を大事に楽しんでいきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「おれは、1匹も殺したくない」
「昨晩、青森県十和田市で、獣医師の花井颯太容疑者が家宅侵入、器物破損、窃盗の疑いで逮捕されました。…花井容疑者は、ペットショップ『ドリーム』に忍び込み、人気犬種三十匹を盗んだ疑いがもたれています」
ニュースに驚き颯太を助けるために駆けつける元犬部の秋田とよしみ。そんな優しいふたりに颯太は「犬の命を助けるのにルールなんていらないだろ」と怒りだし気まずい雰囲気に。もうひとりのメンバー「しば犬の柴崎」は親友颯太のピンチにも現れず…。
犬部の創設メンバーが十数年ぶりに活動を再開し犬たちを助けることが出来るのか。
動物の命について考える作品でした。
外科実習(生体=犬を使った解剖実習)用の犬ニコが犬舎から逃げてきた。人間に傷つけられ心を閉ざしたニコがもう一度人間を信用してみようとする姿にほろほろり。
颯太ならきっと助けてくれる、そう思って疾る、疾る。「颯太さん、ぼくはまだ生きたいです」そんなニコの声が聞こえてきて、はらはらと涙が頬を伝う。ニコの生きたい気持ちにみんなの心が動かされる。
助けるよ。生きてるものはみんな助ける、犬も猫もね。
それが「犬部」!
獣医学生たちがのら犬、のら猫を保護し世話をし勉強もし飼い主を見つける。みんなの動物好きが伝わってくる。動物たちをもふもふしたくなる。幸せなら犬も笑う。犬が幸せならひとも笑う!私もしんけん幸せや。
保健所の犬も救おうとした颯太と柴崎。保健所の犬を見て心が痛む。1日1日と部屋がずって行き殺処分の日が近づいていく。犬はそれがわかると言うけど本当なのかな?そんなこと考えると頭がぐわんぐわんした。
「殺処分ゼロ」保護犬、保護猫、譲渡会。犬猫を救う為に頑張っている人がいる。救えない命が多くて心が折れてしまう人もいる。昨年の殺処分3.3万匹。いつか日本も殺処分ゼロになりますように。
犬も猫もひとも、仲良く最後まで一緒に生きていく。
#映画 行ってきました。
やはり犬猫が動いている姿を見るとふにゃんとなる。ただ動いているだけなのに涙ぐんだりする。動物ってなんだろう?なぜこんな幸せな気持ちにさせてくれるのだろう。
颯太と柴崎の関係が映画の方がよかった。颯太が少しだけ丸くなっている気がした。とてもいい映画だった。 -
人間であろうと動物であろうと命は命
その命を救うためにはどんなことも惜しまず進んで行動することができる花井先生の真っ直ぐな気持ちに感動しました!
2時間弱くらいで軽く読めます!オススメ!(内容は深いです)
大学の授業で犬猫の殺処分について少し調べましたが、まだまだたくさんの命が犠牲になっている現実があることを知りました。
犬部にもあったように、はじめ犬や猫を飼う人は増やそうと思って飼ってないはず。愛情をかけて育てられている場合が多いと思います。ですが、飼う上での覚悟や正しい知識を持っていないと多頭飼育崩壊になってしまいます。これは飼い主にとっても犬や猫にとっても不幸なことです、、、。
私にできることは、とにかく愛猫をたくさん可愛がること。1匹でも多くの犬や猫が幸せになれますように。
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00612805
目の前の命を救いたいという想いで保護活動を続ける花井颯太は、「カリスマ」あるいは「変わり者」扱いされる獣医師。颯太の原点には、命と向き合う大学サークル「犬部」があった。映画にはないエピソードも収録した傑作ノベライズ!
(出版社HPより)