- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734181
作品紹介・あらすじ
プライド(慢)、支配欲、快楽への欲求、そして「死にたくない」という思い-。自分のあるがままの心を見つめ、受け容れていくと楽になる。心を苦しめるものの正体を知り、平常心を身につけるための実践的な方法をやさしく説く。
感想・レビュー・書評
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『平常心のレッスン』
瞬間風速のような本屋での出会い。
向こう側からやってきてくれました。
1.目的思考から離れる時間を確保する。
2.他者、自己を判断しない。
そういうものなんだと受容する。
3.いま に意識を。たとえば呼吸。
4.心の状態とその原因の記録。モニタリング。
→備えられる。
著者が僧侶でいらっしゃいますから、理論的要素は少ないです。
一方で、平常心の定義とそれを阻む事象について、会社組織、病なと一般的材料が豊富なことは親近感を誘います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
嬉しいことを喜び過ぎない、悲しいことをいつまでも悲しみ過ぎない、というようなことを言っているような気がするんだけど、確かに心の揺れ幅を大きくしないことが平常心を保つことであり、そこから生じる苦しみから解放される術なのかも知れないけれどめちゃめちゃ嬉しい時に、”あ、今自分は喜び過ぎているな”と客観視するのは難しいなぁ、と思った。
ただ、無意識に他者に期待していたことによって、そうならなかった時に生じる苦痛をはじめとする自分の慢から生じる苦痛を避けることは毎日を生きやすくするためには大切だなと思った。
今、ここにいる自分、自分の呼吸に集中することなど、ヨガでやっていることと同じだなと思った。 -
不快で苦しむことも、快で慢心することも、心を乱す。平常心を保つことのよさと、保つための方法が、心理学も引き合いに出しつつ、仏教の教えに基づいて語られている。この著者の本を読むと、いつも心穏やかになる。
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「自分のあるがままを受け入れる」ことが「平常心」を身につけることにつながる、という筆者の考えは、本当にそのとおりだと思う。
ただ、気になってしまったのは・・・仏道の教えを理解してもらおうという意図で、神経科学や心理学からいろいろと根拠的なものをあげていて、まあおおむねその通りなんだろうとは思うが、でも、その分野の専門家の方々がこの本を読んだとき、確かに根拠として使って間違えないよ、と言ってもらえるんだろうか、ということを疑問に感じずにはいられなかった。もしかしたら、反論ないし100%そのとおりってわけでもないよって言われてしまう余地はないのだろうかと・・・。
つまり、筆者はあくまでも仏道の専門家であって、東大で学問をおさめられたとはいえ、神経科学や心理学については専門家ではないわけだから、神経科学や心理学について細かく言及し過ぎなのではないかと・・・。逆に、他の仏教関係者からも、その教えと神経科学のこの項目は、そこまで関連あることなのかな?と反論されないのかなと・・・。
仏道の教えについて、読者にわかりやすく説明しようという意図なのだろうが、あまのじゃくな私は、かえって「本当にそう言えるのかな?」と疑問に思ってしまった・・・。純粋に、仏道の教えとしてだけ「平常心」の大切さを説いてもらったほうがすんなり納得できたような気がする。 -
年末最後になってようやく、落ち着いたか、否、やっぱり駄目だな。
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仏道って、触れたらダメなイメージがあったけど、心と頭を楽にして生きていくためのヒントがあるように感じた。受け容れる。気負わない。一回読んだだけじゃ落とし込めなさそう。完璧を求めてる時点でまだまだってことですね。
面白かった! -
P61 部下AとEがいなくなると、次はBを好きになりDを嫌いになりがち?集団の中で好き嫌いを見つけてしまう動物としての業
p69 部下として上司との人間関係で疲れないコツ、は諦めること。不公平な扱い、理不尽な命令、上司に説教される時間、すべてひっくるめて給料をもらっている -
あるがままを、受け容れる。
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自分はこれまで穏やかに過ごしてきたように思っていたが
そうでもなかったことを知った
色々なことに心を揺さぶられて
苦しんでしまっていたことが分かった
不思議だが「インナーゲーム」というテニスの
心理面をアドバイスしている本の内容と
かなり近い内容だった
テニスでは感情が揺れるとプレーの妨げになり
本来の力が発揮できない
心静かに淡々とプレーする者が強い