村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか? ビッグバンからヒッグス粒子へ (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735003

感想・レビュー・書評

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  • さらっと読んでも、実は日本ってさりげにすごいんじゃね。と、思える本。
    量子論の本、素粒子の本は多々あれど、今まで読んだ本の中で、一番わかりやすい本でした。とくに、重力に関わるヒッグス粒子についてのわかりやすくてオススメ。
    科学者らしい科学者に出会える本でもある。

  • 2013年ノーベル物理学賞で話題になった「ヒッグス粒子」について知る本。

    理図書 443.9||Mu62 11843308

  • 対談形式と言うのが、なかなか面白い。
    記者の方もかなり物理学と言うか天文学にも詳しくて、ちょいちょいいい感じの質問やら解説やらを入れてきて、これが読み易さの助けになっている。
    内容は多岐に渡っていて、さすがIPMUの機構長と言う感じ。
    元々の専門が素粒子物理学との事で、話しは素粒子の発見の話しで、ヒッグス粒子やら暗黒物質、暗黒エネルギーだとか、色々。
    宇宙を知るにはまだまだ課題山盛り。
    生きている間にどれだけ解るかしら?

  • 朝日新聞の記者が、自分のペースで展開するという。

  • 書いてある内容自体に目新しさは無いのだが、最新の科学トピックに対する著者の解説が自分の言葉で語られていて、理解が深まる。
    授業をさせても一流に違いないと思わせるわかりやすさ。
    対談形式で、聞き手とこんなにかっちりとかみ合うのも珍しい。概論の講座として成立する内容。
    LHC、ヒッグス粒子、超高速ニュートリノ、不確定性原理拡張、ダークマター、ダークエネルギー、虚時間。
    あまり時間を取らない対談形式でここまでのものが作れるなら、是非定期的にお願いしたい。

  • いい本だ。現在の宇宙論を対談形式でまとめてある。

    村山さんは忙しい中、科学や宇宙についてのスポークスマンをされているかのように読みやすい著書を幾つも書かれている。

    本書も面白く、興味のとっかかりを与えてくれた。

  • 世間では新聞社の科学記者ダメとか言われてた気がするけど,この対談の聞き手は,結構切れる。東大理物出身で村山先生の先輩にあたる高橋真理子氏,今は朝日新聞編集委員。
    話題はヒグス粒子,超高速ニュートリノ,小澤の不等式という流行りものから,暗黒物質・暗黒エネルギーという定番まで。コラムには,村山さんの生い立ち・経歴なんかも載ってて,興味深かった。

  • うーん、今まで読んだ村山さんの本の中で一番面白くなかったな。
    どうも構成に問題があるような気がする。
    インタビュアーの問いが何処か散漫で焦点が上手く絞れていない感じ、正直言って少々期待外れ。

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著者プロフィール

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)教授、カリフォルニア大学バークレー校Mac Adams冠教授。
1964年東京都生まれ。1991年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学助手などを経て、2007年から2018年10月までKavli IPMUの初代機構長を務めた。専門は素粒子論・宇宙論。『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎新書)はじめ著作多数。メディアを通して研究成果を伝えることにも力を入れる。難解な素粒子論・宇宙論をわかりやすい言葉で語る。

「2020年 『そうたいせいりろん for babies』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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