- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022736581
作品紹介・あらすじ
【社会科学/社会】反安保法制、反原発……。国会前のデモなどで、若者以上に目立っているのが60、70代のシニア世代だ。若い頃、世の中に反旗を翻したものの、その後は体制に順応したはずの彼らは、なぜ再び闘っているのか。同窓会? 再びの世直し? 新集団をめぐる「人間ドラマ」を追った。
感想・レビュー・書評
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「シニア左翼」というのは自己の青春期に反体制運動に投じていた情熱を、現在の社会的不正に今一度再生している世代(年齢的には60才代から90才代)のことだ。少なくとも行動に参加、寄与しなくとも心情的にその方向性が有ればそれでいい。
今の政治には嘘や欺瞞に満ちている。国民はちょろいから嘘や見え透いた言い訳でたぶらかそうとしている。「積極的平和主義」なんて言葉を使ってた首相がいたけど、言葉が軽すぎる。国民を舐め腐っている。本物を見抜く力が求められる。さまざまな考え方の違いはあるが、皆んなのキーワードは反安倍政権だ。
安保関連法案反対運動にはSEALDsがマスコミではもてはやされていたが、実のところ圧倒的に60才、70才代が多かった。全共闘世代だろう。あれをみていたら血が騒いで、いてもたってもいられなかったのだ。
「原発」や特定秘密保護法」に関してはまだチョット我慢していたが、さすがに「安保関連法案」になったら堪忍袋の尾が切れたのだ。みんな国会前に集合していた。見慣れた懐かしい顔もあった。まるで同窓会がか。
僕なんかは70年代に経験してるが、主に「ベトナム戦争」反対や「日米安全保障条約」反対運動。そのなかにいて血が燃えたぎってきたのを憶えている。世界的には実存主義に飲み込まれて青春の情動のアウトプット、生きていることの確証が得られたのだ。忘れられない痛切な体験だ。
幅はあるけど左翼、右翼というのはわかりやすくいうと、歴史の歯車を前に進まそうとするのは「左」、巻き戻そうとするのが「右」ということだ。
日本はこのまま何もしないで、無関心のまま放っといたら戦前に戻り国家主義日本になるかも知れない。と警鐘を鳴らしている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安保や学生運動などの歴史や左翼などについて大まかに整理することができた。
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社会
政治 -
こんなところにまで高齢化社会の余波が笑。これからはどんな運動もシニア世代が中心になるかもしれないね