戦争交響楽 音楽家たちの第二次世界大戦 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022736598

作品紹介・あらすじ

クラシック音楽の本場ドイツに誕生したヒトラー政権。多くの音楽家たちはその時代に翻弄されることになる。独裁体制から逃れるために亡命した人、一方で祖国に留まり政権の宣伝塔となった人…。ドイツ陣営、非ドイツ陣営に二分された音楽家約100人による錯綜する幾重もの物語。

感想・レビュー・書評

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  • な、長かった…笑 軽い気持ちで読み初めてしまった笑
    戦争と音楽家との関係、私はもともと無知だったので驚きの連続だったことも多かったし、政治にどのように利用されてきたのかというのもわかって驚き。フルトヴェングラーのナチスとの絡みっぷりがそんなにすごいものだと思わなかった。

  • 購入してから3日ほどで読み切ってしまいました。
    クラシック音楽愛聴家としては、先の大戦時中におけるそれぞれの作曲家や演奏家たちがどのような状況であったのかをよく知ることができる1冊です。
    歴史は音楽に大きな影響を与えるものであるということ、政治的・思想的な目的手段が違えども音楽は常に人々に必要とされているということを改めて知りました。
    それぞれの音楽家たちの思惑が歴史と交錯してきたこと、現在のクラシック音楽界があるもの過去の厳しい状況なかでも音楽を続ける人々がいたということを忘れてはいけないと深く知りました。

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著者プロフィール

1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。「カメラジャーナル」「クラシックジャーナル」を創刊し、同誌のほか、ドイツ、アメリカ等の出版社と提携して音楽家や文学者の評伝や写真集などを編集・出版。クラシック音楽、歌舞伎、映画、漫画などの分野で執筆活動を行っている。

「2019年 『阪神タイガース1985-2003』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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