- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022950895
作品紹介・あらすじ
人と「ずれる」ことこそ、これからのイノベーティブな生き方だ! 「コロナウイルスは現代社会の弱点を突く21世紀の鬼っ子」という著者ふたりが、強まる一方の同調圧力や評価主義から逃れてゆたかに生きる術を説く。災厄を奇禍として自分を見つめ直すサバイバル指南書。
感想・レビュー・書評
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3.5
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読みやすさ★★★
学べる★★
紹介したい★
一気読み★★★
読み返したい★
2020年9月に発刊されたもの。コロナウイルスがまだ未知であることが標準認識だった頃。
異常報道が加熱し、世界中の茶番が明らかになった今、内容に重みが感じられずほとんど読み飛ばしてしまった。PCR検査を感染者数の基準にしている辺り、前提がおかしいので。 -
ワクチンの安全性と有効性は二律背反。ワクチンの効果が高いほど炎症反応が起きやすいので副反応も強くなる。そのバランスが重要とのこと。内田樹氏と岩田健太郎氏の3回の対談をまとめたもの。「コロナと生きる」、2020.9発行。人と合わせるのでなく、「ずらす」という生存戦略のもとに生きるのがよいと。
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「コロナに有効なのはひととずれること!」
というメッセージが込められていた。
政治や他国のことなどザクザク切り込んでいくのがすごいな勢いがあるなと感じた。
テンポよく読めた。 -
当時の空気を残す仕事。
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感染症専門医の岩田健太郎氏と内田樹氏(名前はよく聞くけど、いまいちどういう人か知らない)二人による5月から7月にかけての対談本。
ちょうど、新型コロナウイルスの第一波が収まってきたころの対談ということもあってか、うまいこといけばこのまま収束するし、第二波がきても第一波ほどひどくはならないだろうみたいな感じな話になっているのは面白い(笑えないけど)
感染症の専門家でない人が、「こうすればコロナ対策はできる」という人がでてくるのは別にいいのだけど、政府が専門家の意見よりそちらを優先してしまうのは問題だとのこと。まあ、そりゃそうだよなと思わなくないけど、感染症の一番の専門家と考えられるWHOの発言がいまいち信用できないところがあるからなぁ…。まあ、専門家が一つ間違ったからと言って、その後も間違ったことを言ってるとは思わないほうがいいと思うけど。
そして、神戸市だけで17人の新規感染者が増えるというのは病院にとってものすごく大きな負荷とのこと。17人で大きな負荷って、今はいったいどういう状況なんだろうか…。
ダイヤモンド・プリンセス号でウイルス感染を広げないために、「100人でも200人でも下船させよう」と提言すると、「全員が一斉に下船できないなら認められない」と言った人がいたということ。避難所も同様で、半分がホテルに移動することを提案すると、「そんなことはできない」と言われたらしい。「自分以外の誰かが得するなら、みんなで損をしたほうがマシだ」とのこと。心理学の実験で「最後通牒ゲーム」というのがあるけど、それと同じような感じなんだろうなと思う。
でもこれ、くじ引きで決めたらいいだけじゃないのと思わなくはない。くじ引きやビンゴに外れても、「当たった人はずるい」というのは思えないのだけど。
それにしても、アメリカの医療の状況はひどいなと思う。医療費が高額すぎて自己破産する人も多いらしい。日本ではどれくらいいるのだろうか。読んでいるとあまりに高額すぎて、国民皆保険があるとかないとかそういう問題でもないような気がする…。 -
これまた、コロナウイルスから、話を広げている。
岩田健太郎と内田樹というコンビが良いね。
同調圧力がいけない、人と違うことをやることが大切、という言葉は考えさせられる。