絶対はずさないおうち飲みワイン (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 85
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022951083

作品紹介・あらすじ

ソムリエは絶対教えてくれない「お家飲みワイン」の極意。ワインは飲み残しの2日目が美味、きんぴらごぼうには赤、グラスは1つで十分、ワインを買って来たらまず冷蔵庫……などの実践的超常識を紹介。お安く手軽に飲むところから始まり、自分の言葉でワインが語れ、ワイン会を主宰できるまでの5つのステップ。これを読めばワイン通になれる。ステップごとのお勧めワインを計50本紹介。ステップ1超初心者のために/ワインは難しくないステップ2初心者のために/品種を知り産地の特色をつかむステップ3中級者のために/ポストコロナのワイン術 テイスティング身につける仲間を作るステップ4上級者のために/料理とワインの合わせは難しくない 目指せペアリングの達人ステップ5真の上級者を目指す/ワインライフを充実 ソムリエに学び最後はワイン会を開く

感想・レビュー・書評

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  • むかし趣味を作ろうと、毎月数本のワインと教材が届く通信教育に登録したことがあった。お金をかけたのだからと、その後も何本か5-8000円ほどするワインも試したし、ワイン試飲会にも参加して高いワインを飲んでみた。結果わかったのは、鼻の悪い私はワインを趣味とするべきではない、ということだった。

    ところが、コロナ禍の夏の終わり、私は高級ホテルのフランス料理付き一泊が通常の実質1/5の値で体験できるコースを見つけた(gotoだけでなく県民割引、食事券諸々合算)。そこで私は、久しぶりの「マリアージュ」を体験した。高級料理を然るべきワインに合わせれば、料理とワインはいよいよ豊かに香り高く円やかになるのである。ここで出ていたワインは、おそらく定価2-3千円台の「はずさないワイン」だったと思う(グラス1500-2000円)。私は、またあの体験をしたくなった。私が健康のために毎日1/4ボトル飲んでいるデイリー赤ワインでは分からない世界がある。‥‥というところで、この本に出会った。

    ここにあるのは全て1900-2400円のワインである。書いていることは、昔の教材を簡略化して現代風味をつけたようなことで、とてもわかりやすい。というか、今になって物凄く頭の中に入った。何十年かけて私も学習してきたのだと思う。決定的に不足しているのは、テイスティングの体験値だろう。

    50本のワインを試してみたい。本の中に書いている「品種の違い」「土地の違い」「生産者の想い」を自分の舌と比べてみたい。またマリアージュ(今はペアリングというらしい)を体験したい。しかし、通販で買えば、基本的に全部送料が必要である。私は試しに岡山市で一番在庫が豊富なお店で50本を探してみた。店員は本をパラパラと捲るだけで判断してくれた。在庫が全部頭に入っている。凄い!「一本もない。でもワンランク上のプティシャブリならあります」そうだろう。ワインとはそういう酒なのだ。たとえ名酒でも、出逢うのは一期一会なのである。300円高いシャブリを買って帰った。

    このプティシャブリ。コルトー家が営む歴史の若い作り手。ステンレスタンクで醸造。つまり現代派。私もシャブリは好きで、プリミエクリュの5000円台のシャブリも飲んだことはある。これは2600円。それでも美しい琥珀色、雫も良い、一口飲むとミネラル感いっぱい。流石にいつものワインよりも二味ぐらいバリエーションがある。そして合わせたのは惣菜の鯖の南蛮漬け、安いモッツァレラチーズ、アーモンド、しめじ味噌汁でした。ペアリングで味変を感じたのは1ヶ所ぐらい。修行が足りないのか。いや、安い食材は安い味しか無いからこうなったのかもしれない。次は高いお寿司を買ってくるべきか。ホントは生牡蠣が1番わかるんだけど。

    あと49本の試飲がある。どうしようか。

    • kuma0504さん
      ハイジさん、こんばんは。
      私の好きなのは、もう既に書いていますが、シャブリなんです。2000円台で一回失敗しているのですが、今回は成功でした...
      ハイジさん、こんばんは。
      私の好きなのは、もう既に書いていますが、シャブリなんです。2000円台で一回失敗しているのですが、今回は成功でした。多分生牡蠣でなければ鮭の刺身が合うと思います。
      というわけで、シャブリの品種でもあるシャルドネが1番好きです。

      因みに高級ホテルで食べた時には、
      白ワインは(ブルゴーニュ・シャルドネ・ハイ・ジャド・ド・バッカス2016 グラス2000円相当)でした。
      ほんのり甘み。アミューズは、豚足のコロッケと南蛮漬け。それと鯛のタルタルと赤大根のサラダ仕立てと海老のムースのキャビア添えという大仰な料理。白ワインの甘みが際立ちました。
      2021/01/25
    • りまのさん
      美味しそうです〜!シャルドネ飲みたいです♡(ダメだけど)
      美味しそうです〜!シャルドネ飲みたいです♡(ダメだけど)
      2021/01/25
    • ハイジさん
      kuma0504さん
      ありがとうございます!
      (豚足のコロッケなんであるんですね!そして、生蠣は大好物です♪)
      ワインの深さ、醍醐味はペアリ...
      kuma0504さん
      ありがとうございます!
      (豚足のコロッケなんであるんですね!そして、生蠣は大好物です♪)
      ワインの深さ、醍醐味はペアリングが大事ですね!
      好きですが、知識不足なので勿体ないことをしているかもしれません…
      いろいろ勉強になりました
      有難うございます!
      2021/01/25
  • ワイン上級者はうんちくではないらしいが、どうしてもワインの本や雑誌を読むと蘊蓄に見えてしまう。
    そもそも読まなければ良いのですが…愚痴ですいません

  • 家飲みが普通な今、最新のワイン事情、試飲おすすめワインなどの情報はありがたい。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    ステップ1から5まで 飲みながら読み進めて上級者へー新しいライフスタイル おうち飲み充実させて暮らしに潤い/ステップ1 超初心者のためにーワインは難しくない(ワインは語るものではなく、喜びをわかちあう飲み物/ワインは2日目がおいしい ほか)/ステップ2 初心者のためにー品種を知り産地の特色をつかむ(ブドウ樹は植物のカナリア 気温に敏感で、土壌に左右される/ボルドーは基本の基 タンニンのカベルネ・ソーヴィニヨンとしなやかなメルロ ほか)/ステップ3 中級者のためにーポストコロナのワイン術 テイスティング身につけ仲間を作る(テイスティングは簡単 ワインは見た目が5割/最初の難関は香り 1つでもとれれば十分 ほか)/ステップ4 上級者のためにー料理とワインの合わせは難しくない 目指せペアリングの達人(魚に赤ワインでも悪くない 簡単な原則は色合わせ/連想ゲームで生産国の代表料理や食材と合わせる ほか)/ステップ5 真の上級者を目指すーワインライフを充実 ソムリエに学び最後はワイン会を開く(ワイン会はワイン選びがキモ 楽しい学びの場に/ブラインド・テイスティング 当てにいかず積みにいく ほか)

  • ワイン知識ゼロの状態で読んでみた。当然だが、最後の方の上級者向けの章やワインリストなどは、わからない単語や表現が多くてまだ手が出せない感じがした。最初の初級者向けの章は、凝った表現なども少なくとてもわかりやすかった。とりあえず、この本の中盤くらいまでを繰り返し読みながら、テイスティングの数をこなし、本書が勧めるように、感想を口に出してみたいと思った。

  • <目次>
    はじめに
    ステップ1から5飲みながら読み進めて上級者へ
    ステップ1超初心者のために~ワインは難しくない
    ステップ2初心者のために~品種を知り産地の特色
    ステップ3中級車のために~ポストコロナのワイン術
    ステップ4上級者のために~料理とワインの合わせ
    ステップ5真の上級者を目指す~ワインライフを充実

    P138アプリVINICAで、テイスティング名人になろう


    10年前の出版、同じ著者、
    おうち飲みワイン100本の第2弾。
    ワインのボトルの説明でなく、教本的なところが
    わかりやすい。

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著者プロフィール

1961年山口県生まれ。ワインジャーナリスト。読売新聞記者を経てフリーに。専門誌「ヴィノテーク」「ワイン王国」などに、食とワインに関する記事を執筆。洋楽雑誌にロック評論を展開するなど守備範囲は広い。アカデミー・デュ・ヴァン講師。シャンパーニュ騎士団オフィシエ・ドヌール。
著書に「読めば身につく! これが最後のワイン入門」(講談社)「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン」(講談社+α新書)「おつまみワイン100本勝負」「おうち飲みワイン100本勝負」(朝日新書)など。

「2015年 『50語でわかる! 最初で最後のシャンパン入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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