- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023304826
感想・レビュー・書評
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「少しでいいから、努力を続けることで誰かから『ありがとう』と言われ、幸せになれます」という勝間さん。
「努力できない人がいることはわかりますか。努力しないことが幸せという人の気持ちがわかりますか」という香山さん。
この二人の間で話は平行線をたどります。
絶対友達にならない人っていますけど、そんな二人を横から見てるような気分。もう、話すのやめたらいいのに、って。
勝間さんみたいな人が前を走ってくれないと、希望がもてないじゃないですか。
でもさ、香山さんみたいな人が後ろを走ってくれないと、浮かばれないじゃないですか。
どっちが正しいとか、自分はどっちの味方という以前に、二人とも、必要なんです。二人とも、よくいるタイプ。
そんな気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三葛館一般 159||KA
莫大な努力で効率化をめざし、勝ち組で成功者のモデルとされている「勝間和代」に、そもそも努力できない人間、ポジティブに生きられない人間もいるのです、と語る精神科医の香山リカ。正反対に見える2人の対談集です。共通するところ、最後まで相容れないところがあり、とても興味深いです。そんな2人が語る「幸せ」とは。
(うめ)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=56834 -
どっちも極論。香山リカの屁理屈、勝間の理論は途中破綻。痛々しい議論。「利他行にもインセンティブを導入して公平にする」「子供は産んだ方が朝の時間のリズムができるから」と言う訳のわからない勝間的発想で最終的に弱者への痛みを理解してます感が破綻。ついつい合理・効率主義的シンキング露出。議論の余地はない二人の会話だった。香山の弱者目線も、無理がある。彼女はそんなに弱者でもないと思うのだが。香山のあとがきが卑屈で笑った。なかなか当事者じたいがお互いの女としての生き方の違いを認め合うのは難しかったように思う。
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最後の二人の手紙に吹き出してしまいましたw
とにかく噛み合わない議論、読んでてハラハラ…でも読めて良かったかも。 -
格闘技を観戦しているようで手に汗握りました。
幸せの価値観は人それぞれ。それでいいじゃありませんか、と思えたのはよかった。 -
勝間さんには、「きつい女の人」というイメージがあったが、これを読むとむしろ柔らかくて、気が長い人である印象を受ける。香山さんのダラダラと続く「でも…」から始まる質問、つまり反撃をキレたり、投げ出したりせずに真摯に気長に答えていらっしゃる好感度に感服しました。まぁ、難点は、香山さんの質問が堂々巡りの質問が多いので、何回も同じ問をしているにも関わらず、明確な答えが本を通してなく、得られるものが少ない点かな?","2","読了
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香山リカがバカだってことがよーくわかった。
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そもそもは香山氏の著書、『しがみつかない生き方』で、勝間和代に了承を得ないまま書いてしまったことから始まります。
勝間氏も人づてに、自分の事が書かれた本がベストセラーになっていることを噂に聞き、今回幸福論について対談した模様が一冊の本にまとめられてます。
香山氏の弟さんが、「日経VS東スポ、ってかんじだな」と、つぶやいたそうで(笑)ほんとに相反するふたり。
それぞれが言ってることは御尤もであり、答えは自分の中にあるのでしょう。 -
お二人、まったく異なる価値観をお持ちなので、結論に至りません。
「香山 リカ」のマイナス思考な発言や、世間の代表みたいなもの言いには、イライラさせられます。努力している人間のやる気を削ぐような本です。 -
香山さんは職業柄、世の中になじめない人とたくさん関わっておられるから、他の人が無視するところが見えちゃうんだろうな。勝間さんの言わんとすることももっともだし。ここで第三者の自由人が現れ出て、ぽーんとなんか言ってほしいかんじ。