- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023308015
感想・レビュー・書評
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著者の中井紀之さんは大手出版社に勤務する編集者である一方、夜と休日はフリーライターとして活躍。
「本当は3人いるんではないですか」
と言われるほどの仕事量と実績を誇る。
本書はそういった生活をする上での仕事術・時間術をまとめたもの。
苫米地英人さんの本では、普通の一般人では到底不可能だと思われる超常現象的な方法が書かれているのですが、本書では普通の一般人でも実行可能な、しかも実行すれば確実に効果が実感できる方法が書かれています。
本書で書かれている方法をリスト化して一つ一つ実行をチェックしていってもいいと思います。
著者の中井紀之さんは、仕事の締め切りを守ることを重視されています。
編集者・フリーライターとしては、締め切り厳守は絶対的なんでしょう。
ところが、著名人とか大家と言われる方は、締め切りを守らないことも多いようですね。
私は大学生の頃、物理学系の入門書を図書館で借りたことありますが、その本の前書きが凄かった。
本書の原稿は締め切りを大幅に遅れて完成したもので、その締め切りが遅れた原因は云々……と、締め切りが遅れた原因について延々と何ページも言い訳が書き連ねられていて、萎えてしまいました。
清水義範さんのパスティーシュ小説にも、原稿が書けない言い訳を延々連ねた作品がありましたね。
世の中には締め切りを守らなくても許される特権階級の世界というものがあるということなのでしょう。
しかしそれは特権階級だから許されることで、現実のビジネス界に身を置く一般人たる我々は、締め切り厳守は、絶対的真理であります。
本書は、締め切り厳守の一般的常識世界に住む我々を対象として書かれた、非常に役に立つ内容です。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140322/p1詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間を効率的に使う仕事術。
やるべき事を後回しにするのは時間の借金と同じ。
早く始めれば利息がもらえるという考えが面白い。
ハードルが高いToDoは、小さな一歩から踏み出せば、それほど大変ではないのである。
その一歩踏み出すことにエネルギーが要るのだけれど。
あとは、いかに最短でスピーディーに片付けてゆくか、そのコツが紹介されている。
これからはちょっと頑張って、タイムリミットを短めに設定することにしよう。 -
100回読みたい本!