- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023309258
作品紹介・あらすじ
老老介護で、遠距離介護-93歳の要介護度5の母を看るのは、72歳の著者とその妹。しんどい日々の中でも"笑い"を忘れない「朗朗介護」を綴ったエッセイ。
感想・レビュー・書評
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実際にお母さんの介護をしている方が書いた本なので、悲喜こもごも、ときにはおもしろおかしく書かれています。ですが、現実はとても厳しいものがあることもこの本には書かれています。現在、そしてこれからの日本が抱える深刻な問題、大介護時代を真剣に考えていかないといけないと思いました。ぜひ、政治家の先生方に読んでいただきたいですね。
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壮絶。ポジティブ思考、ポジティブ行動。
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やはり、ぽっくり逝きたいというのが一番迷惑をかけるわけでもなく、幸せな旅立ちだと。
ただ、著書の米沢さんにように90代の親を70代の子供が面倒をみるようなケースも少なくはないのが現実ですね。そんな過酷な状況においても親も子供も「老老」ではなく、「朗朗」で日々を切り抜けて、その中でも小さな幸せを感じることができるのはすばらしい。
どんな状況に陥るかわかりませんが、やっぱり一日一日を一生懸命生きていくことがすべてなんですね。 -
介護認定5、93歳の母上を70歳と72歳の自分が介護する、週刊誌連載エッセーをまとめた本。
おふみ先生は、がんを2度も乗り越え強く活動する物理学者だ。
ご主人とのことを書いた「二人で紡いだ物語」は、秀逸な夫婦愛が記憶に残っている。
母上の介護でわかったことは、全て「自分のため」だと、親の介護ができることを、ちょっとした「愚痴」も含めておおらかな態度で語るところが、暗く辛くならず、しかし重く読めた。