仕事は“6勝4敗"でいい 「最強の会社員」の行動原則50

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023311060

感想・レビュー・書評

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  • 著者のこの心の持ちようが、強さの秘訣だと思う!

  • 原則47 いつも好奇心に軸足を置く
    ◆面会やさまざまな招待は内容を問わず先着順に受けること。ただし、先約が日本関係のもので後から英国や諸外国からアポイントメントが入ったら、後者を優先すること。
    ◆パーティでは知人がいなくても最後まで会場に残ること。


    原則48 やり抜いてから、次を考える
    大切なのは周囲の人々の持つ多様な価値観を認めつつも、おもねることなく、正攻法を選ぶこと。

  • 20、30代に主眼を置いて書かれた本。生命保険会社に関わる方ではあるけれど、職種問わず使える考え方や行動を紹介して下さっていて非常に助かった。
    また、個人的に職場で悩んでいることに対するヒント、これでいいんだ!って思って行動していることに対する方向性の確認などができたのも良かった。
    まだ読み物でしか知らない人だけれど、穏やかな人だなあという印象。見習いたい。

  • 内容が具体的で、副題通り「最強の会社員」の行動原則50であった。鵜呑みにするのではなく、実行を通して判断させて頂くつもりではあるけれども、おそらくその通りだろうと思ってしまうほど説得力があった。素晴らしい。

  • ・「仕事は6勝4敗でいい」通常、ビジネスの世界で「ギブアンドテイク」と言えば、「ギブは少なく、テイクは多く」が正しいとされます。しかし、強者の戦略は気づかぬうちに敵を増やすもの。私は普段の交渉は6勝4敗で、よほど大事な勝利が求められる場合でも7勝3敗を目指して、行動します。相手を打ちのめす必要はないのです。

    ・中間管理職に必要な能力は、上の話を噛み砕いて部下に伝える力です。上に気を遣うのではなく、下を思いやると言い換えてもいいかもしれません。たとえば、上が無茶なことを言った時には、「はいはい」とニコニコ笑って聞きながら、下には伝えない。これも中間管理職の能力です。上の言ったことをふるいにかけ、うまく優先順位をつけて、取捨選択し、仕事を振ること。そこに中間管理職の存在意義があるのであって、上から言われたことをそのまま伝えるだけの人は、単なる給料泥棒です。

    ・「仮決めでいいから、とにかく結論を出す」極端な言い方をすれば、迷ったらコインを放り投げてその表裏で判断をしてもかまいません。もし、その判断が間違っていれば、仲間や上司が指摘し、より良い方向へ修正できるよう手助けしてくれるでしょう。何もしないでぐずぐずしているより、手元にある材料で即断していく。その方が物事は良い方向に進みます。

  • 若干出遅れましたが、通読しました。会社員に限らず、社会人の行動原則と言っていい様々なアドバイスが平易に展開されています。
    参考になりました。

  • ライフネット生命会長の出口さんの著書。

    帯には「日本生命の社員時代に左遷されなかったら、『ライフネット生命』は存在しませんでした。」とある。
    日生の部門長までやって、そこで”め”がなくなったのは左遷というのだろうか。
    出口さんにとっては、それでも左遷だったり、不本意だったりしたんだろう。

    題名の「6勝4敗」は、企画部門で他部門に対して、通常なら9-1で強い立場に立てるところを、少し譲ったほうが、結果としてはより多く果実を得ることができた、という話。

    出口さん自身が、古典以外は「そう有益ではない」と、よく書いておられるが、失礼ながらこの本に関してはそうかもしれない。

    僕は、出口さんは好き嫌いでいえば、割と好きな人ですが。。。

  • 出口治明「仕事は6勝4敗でいい」朝日新聞出版
    *トレードオフに反していないかを明確に理解していることは大切です。上司の指示に「トラブルを避けながら新規事業を推進すること」などと、トレードオフの原則を無視した内容が含まれていればその点についてしっかりと確認することが必要だからです。何かを選ぶということは何かを捨てるという事です。いいとこ取りを望むような指示は実行時に必ず矛盾が生じます。
    *「インパクト=仕事量×スピード」です。ビジネスで相手に与える衝撃はないよりも会った方がいい。どんな仕事でも衝撃や爪痕は残したい物です。ここでいう衝撃は影響力。器はそんな簡単にはおおきくなりませんから、後はスピードをあげるしか相手に印象づけることはできないためです。
    *目指すべきは6勝4敗でいい。どんな交渉の場、取引の場でも自分が完全に優位に他党という考え方はいけません。意見を通すにしても、交渉をまとめるにしても、相手を打ち負かす必要はありません。人間は感情の動物ですから相手に花を持たせる事が後々の関係を穏やかなものにしてくれます。目的を達成すればよいので勝ちすぎない事。
    *精神論はきらいで、数値、ファクト、ロジックから検討することが大切。
    *情報を発信して、直感力を磨く。つまり情報を集めるためには詳しい人を必死に探して情報を聞きに行くのではなく、まず、自分から自分はよくしっている、このように思う、と言い切ってしまう事で自分の知らなかった情報が集まります。

  • ○日本生命出身でライフネット生命創業者・社長である出口治明さんの著作。
    ○自身の日本生命でのサラリーマン人生から、ライフネット生命を創業・経営するまでの経験を活かし、ビジネスの基本となる事柄を、「50原則」として著す。
    ○題名となっている「仕事は“6勝4敗”でいい」など、名言調の表現が分かりやすく面白い。
    ○本書を読む前のイメージは、何となく自身の経験を踏まえた人生訓とか、成功事例の紹介とかそのような方法論を書いたビジネス書を想定していたが、実際に読むと、そのイメージを良い意味で裏切り、年齢を問わず、チャレンジすることの必要性について考えさせられた。もちろん、組織で仕事をする上での工夫とか、決断する上での基本事項とか、そのようなアドバイスもあるが。
    ○若い人はもちろん、定年前のサラリーマンであっても、読むと面白いだろう。

  • 仕事訓、人生訓。コンサルタントが書く通り一遍のものとは違う。一味違う。多くの20代、30代に読んでもらいたい。題名に違和感を覚え、読まない人がいるのが残念。最近読んだビジネス書の中では非常に良い。

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著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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