なぜ、穴を見つけるとのぞきたくなるの? 子どもの質問に学者が本気でこたえてみた。
- 朝日新聞出版 (2021年9月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023319585
作品紹介・あらすじ
「狭い場所に入るとワクワクするのはなぜ?」「『ふつう』って誰が決めるの?」「怖い夢を見ないようにはできないの?」など、とっぴなようで根源的な子どもの疑問に広い学問領域に精通した著者が回答。答えを知るだけでなく考えるプロセスが身につく。
感想・レビュー・書評
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小学生のときに読んでいたかったなー。
世界の仕組みのはなしだけではなくて、
なぜこう感じるんだろう?という疑問にも答えていて、「自分がそう感じても•行動しても仕方ないんだ!人間はそうできてるんだ!」と思える良書。
特に、「もっと起きていろいろしたいことがあるのに、眠くなるのはなぜ?」という問いに対し、「逆だよ、仕方なく起きているだけ。植物と違って自分で栄養作れないので、仕方なく眠るのやめて栄養とってるんだよ」という答え。
あー、ずっと、起きて〇〇しなきゃ!人より長く〇〇しなきゃ!ショートスリーパー羨ましい!と思ってたけど、その考えが違うんだ。眠るために生きてるんだ!笑 と思ったら、気持ちが楽になった。眠るために生きてて、生きるために起きるけど、人間が起きてる間についでにいろいろしてるだけで、それはオプション。そこで自分が不甲斐なかろうが何か人より劣ってようがどうでもいいことなんだ。よく眠って健康に生きよう。と思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館の「今日返却された本」コーナーより。
いろんな「なぜ?」に答えて行く本。
子供向けなのかな、と思うけど、内容は結構難しい。
ざっと拾い読みをすると、自分の興味がある分野がわかる気がする。
カラダやココロに関する「なぜ?」に自分がよく反応することがわかった。
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おもしろかったとこメモ
20代や30代、子供をもうけやすいとされる年齢の人は病気にかかりにくい。
遺伝情報には、生殖年齢に起こりやすい病気に対抗する工夫が早めに備わる。
ため息で興奮がしずまるのは、酸素不足になるから。
全身に運ばれる酸素が不足するので、生きるために必要な酸素をなるべく使わないように、無意識のうちに興奮をしずめるよう体が働く。
雨の日が寂しい雰囲気に感じられるのは、狩猟採集時代の記憶から。
雨が降ったら、余計な労力を使って作業するより休むと割り切った方が効率が良い。自然に休息すると言う性質が備わっている。 -
一つずつ短くて読みやすいのかと思いきや、結構難解だった。文章の相性なのかな?
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そういう質問が思い付くのか〜ていうところからして、おもしろかった。
回答と説明は、文体含めて子ども向けなんで、分かりやすいような、読みにくいような…ていう感じではあったけど。
てか、ジャンルごとに章分けされてるけど、章の途中でページのカラーが変わるのが見づらかった。 -
https://opac.kokushikan.ac.jp/Main/Book?book_id=TS01643506&q=12&qt=0&qp=0&qv=50&qs=sort_title&qd=0
涙がウソ泣きを見破る?
ため息はヨガの瞑想や仏教の座禅と関係ある?
鳥かご全体を精密に計れる体重計があるとして、かごの中の鳥が空中を飛んでいるときに体重計が示す重さは小鳥の体重分だけ軽くなる?
子供の質問に学者が本気で答えてくださったらしいのですが、正直大人も興味ありませんか?しかもちょっとした雑学ですから、話のついでに知識を披露したりなんかして(^^) -
子ども向きにしては、回答が難しいと感じた。
大体のことは食料調達の難しかった昔の名残という事で解決! -
①人間も動物の一種なので、暴力によって自分の思い通りにしようとする気持ちがある、が、思い通りにならないときにため息をついて酸素不足になることによって鬱憤をやりすごす というのと②涙が見ると悲しいとわかりやすいので、たまたま悲しいと涙が出る人間の祖先からそれが引き継がれた というのが面白かったです
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興味のある項目から読める。こういうラジオ番組、昔もあったと思うけど、回答よりも疑問の方に面白さがあるよな。