うみをあげるよ

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032049107

感想・レビュー・書評

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  • 読書会で、上間陽子さんの「海をあげる」を取り上げることに。
    2017年に何も知らずにこの絵本かと思い図書館予約。
    全く違っていたけれど、「あとがき」に触れておられた。
    ≪ 私たちは自分の大事にしているよきものを、自分よりも小さなものに渡します≫と。

    この絵本は1999年、発売されてすぐ買って読んだ。
    文も絵も大好きでずっと心に残った。人にあげてしまったけれど。

    緑の森・青いバスタオルの海・蛍の灯台、なんてすてきなんでしょう

    ≪ あおいうみ もりのしげみの バスタオル ≫

  • 懐かしい絵本。青いタオル、娘も使っているけど、「あげない!!」だそうで。その独占欲、私は嫌いじゃない。可愛いカエルの兄弟の会話に癒されました。(3歳1か月)

  • マンションのベランダに干していたワタルの青いバスタオルが風に飛ばされてしまった。
    小さいころからずっと一緒の、なくちゃお昼寝が出来ないバスタオル。
    雨が激しいのでやんでから探しに行こう、とお母さんは言う。
    バスタオルがないので、ワタルの目からも雨のように涙が落ちる。
    雨が止んでからお母さんと近くの森に取りに行くと、2匹のかえるがこれは海ではないかと話している。
    葉っぱが落ちて船になりますます海に。
    かえるたちは海の中で相撲をしたり、跳ねまわったり、釣りをしたり、近づいてきたヘビから隠れたりする。
    少し貸してあげようと、夜に来るとかえるたちはまだいて、今度はホタルも来ていた。
    ホタルは海の灯台のようだった。
    かえるたちは海って素敵だね、と言っている。
    ワタルは青いバスタオルをかえるたちにあげることにする。
    お母さんはバスタオルがないとお昼寝に困らないか、と言うけれどワタルはもうなくても大丈夫、と。

    青いバスタオルがかえるたちの海に。
    タオル離れの絵本でもある。

  • 5~6分
    カエル・ホタルが出てくるので、夏が始まる前の季節感あり

  • タオルが帰るの海になり、可愛い。
    ○未就学児~

  • 《図書館》【再読】大事なタオルをカエルたちに、あげるなんて、優しいなあ。

  • 2011年7月24日

  • ママにも懐かしかったこの本。小さいころから持ち歩いているタオルが息子とかぶり(息子の場合はピローケース)、4歳でも感情移入できた。

  • 2009.4.1

  • 青いバスタオルが、特別なものに見えた本。お母さんと飛ばされてしまった青いバスタオルを探しにいった森の中で、ワタルくんはカエルたちが嬉しそうにしている姿を見つけます。同じ作者の「ふとんかいすいよく」もとても好きな話

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著者プロフィール

山下明生(やました・はるお)
1937年、東京に生まれ瀬戸内海の能美島に育つ。児童文学作家、翻訳家として活躍中。児童文学として『うみのしろうま』(理論社/絵・長新太/第11回野間児童文芸推奨作品賞)、『海のコウモリ』(理論社/絵・宇野亜喜良/第16回赤い鳥文学賞)、『カモメの家』(理論社/絵・宇野亜喜良/第32回日本児童文学者協会賞/第15回路傍の石文学賞)。絵本は『はんぶんちょうだい』(小学館/絵・長新太/第24回小学館文学賞)、『まつげの海のひこうせん』(偕成社/絵・杉浦範茂/第6回日本の絵本賞絵本にっぽん大賞)、『島ひきおに』(偕成社/絵・梶山俊夫)、『きつねのぼんおどり』(解放出版社/絵・宇野亜喜良)、『あふりかのあかいみち』(教育画劇/絵・しまだ・しほ)。翻訳に『バーバパパ』シリーズ(偕成社・講談社)、『カロリーヌ』シリーズ(BL出版)など、数多くの作品がある。

「2011年 『カワウソ村の火の玉ばなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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