- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784032320503
作品紹介・あらすじ
おれ、オオカミ。おれのにがてなことば、しってるか?ごめんね、ごめん、ごめんなさい…むずかしいんだ。こころのなかならかんたんなのに、そのかんたんがなぜだかいえない。わかるか?このくるしいきもち。だれかたすけて。おれがごめんていえるように。
感想・レビュー・書評
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いつも仲良しのオオカミとキツネがケンカをする回。
このシリーズにはついつい全部☆5をつけちゃうんだけど、これはなかでもかなり好き。
いつもどおりにかわいいなかわいいなと油断して眺めていたら、ふいに自分の子供のころを思い出すはめになった。
ああああるよ、こういうの、負けが悔しくて道具のせいにしたり相手のせいにしたり自分が悪いとわかっていても謝れなかったり。
「ともだちや」のころのキツネは、おなかがしくしくしても平気なふりをして、相手に合わせてヘラヘラしてまで構われたがっていた。
あのこがオオカミさんとはケンカして怒れるようになったのねとホロリ。
怒り狂って罵倒しても言葉の使い方が可愛い。
「ずるっこ おしっこ ひがみっこ!」「とんがらし くって とびあがれ!」ってかわいいな。
どしゃぶりの雨を蹴散らしながらずんずん歩いていくときの「どしゃばしゃ」という表現がぴったり。
絵は絵で全部意味があるから、絵解きをするのが本当に楽しい。
仲直りしたいオオカミさんがキツネのけんだまを持ってうろうろしたり、ひとりとひとりが(いちいちおんなじ場所で)遊んでるけど自縄自縛で全然楽しくなさそうだったり。
アップの裏表紙で初めて気がついたけどアリさんはドレスを着てたのか。奥様っぽい。
衛兵的なものを想像してしまっていた。
今回のキツネファッションは全身タイツにサイコロコス。
ひっくりかえったらそのまま動けない。
けんかの後の着替えがイカ模様なのはイカサマ呼ばわりされたからなんだろうか。
ファッションチェックが楽しすぎる。 -
普通絵本の嫌われ者を演じることが多い、きつねとおおかみが、お友達同志というのが、おもしろい、けんかして、なかなか仲直りできないふたりが、どんなきっかけで仲直りできるか・・・実際、子供の世界にはよくあることを題材にしている
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なぜかこのシリーズが気になり、気に入ってます。
今回は喧嘩して仲直りする話しでした。
確かに中々言い出せない、ごめんね。子供も大人も同じです。
今回はアリさんに感謝ですが、見習いたいものです。 -
「ごめんね」小さなアリさんが背中を押してくれた。
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誰でも一度はこんな経験したよね〜。私も子供の頃、些細な事から友達とケンカして、なかなか仲直りが出来なくて、キツネみたいに泣いた日々があったよ。
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オオカミがつい言ってしまった心ない一言で、大好きなキツネと喧嘩してしまう。
お互いに、ごめんね、って言いたいのに言えない毎日。相手へのイライラやムカムカはとっくに消えて、その気持ちは全部自分に向かっているのに。
どうして「ごめんね」が言えないんだろう。大好きなともだちなのに。
そんなモヤモヤと、仲直りの瞬間のひだまりのような温かさがたまらなく可愛い!
ケンカして、更に仲を深めたキツネとオオカミです。 -
小学校の教科書でも出てくる、おともだちシリーズ。
仲良しのキツネとオオカミ、遊びの中で喧嘩してしまった二人。
なかなかごめんが言い出せない二人。
仲直りした時のものすごーく嬉しい気持ちを思い出しました