- Amazon.co.jp ・本 (38ページ)
- / ISBN・EAN: 9784033270203
感想・レビュー・書評
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主人公は泥棒なのに、ユニークさがにじみ出ていて、最初から最後まで怖すぎない。
絵本っぽくない、青と黒がメインの配色、最初は冷たい水のような”青”から、ストーリーが進むにつれ、温かみのある柔らかな”青”に感じられる気がします。
やっぱり素敵。何度読んでも素敵。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泥棒なのに
なんで、すてきな三にんぐみ?ってタイトルなの?
と不思議に思ったけど
とっても素敵な三にんぐみです。 -
小さい頃、このお話が大好きで買ってもらったお人形に「ティファニーちゃん」って名付けてました(*^^*)今読んでもすてきな三にんぐみでした!
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読み聞かせの講座を受けていた三年間、この本は使ってはいけませんと、講師に何度言われたことか。
理由はとても単純で、泥棒の話だからということだ。
そう言われてしまうと反論も出来ず、低学年には読まないことにしている。
つまり、かすかな皮肉も理解してくれる高学年には読んでいるのだ(笑)
言葉のリズムがとても良く、何よりウンゲラーの絵が素晴らしい。
ぱっと見はブラックな話かと身構えてしまうような、背景の黒。
そこに浮かび上がる緋色や青灰色が、はっとするほど美しい。
その絵をもっとよく見てもらいたいために、わざわざビッグブックを図書館で借りてきて使うほどだ。
三人組の山賊が、ティファニーちゃんという女の子をたまたま助けたところから、孤児を集めてお城で暮らすことになる。それまで集めたお金が、素敵な資産となったというわけだ。
お城の噂が広まって、国中の孤児がどんどん集まるというのもなんとも皮肉なことで、まるで「赤ちゃんポスト」さながら。
大人にとっては、笑っていいのかどうなのか複雑なことこの上ない話だが、「泥棒の話だから」と封印するにはあまりに惜しい。
ビジュアル的に、並ぶものがないほど良くできているのだ。
フランス人であるウンゲラーが、娘に託したのは、ちょっぴり大人のエッセンスの入ったお洒落な絵本なのであります。
ナレーション型の声の方が、明るくきびきびと読むと良いかもしれない。約6分。-
nejidonさん
「わざわざビッグブックを図書館で借りてきて使うほどだ。」
流石!nejidonさん
「わざわざビッグブックを図書館で借りてきて使うほどだ。」
流石!2021/04/08
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引っ越し先の図書館で、最初に借りるのにずっと読みたかった本書を選びました。青ベタと真っ黒な男達の背景に赤い斧が目を引きます。
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引っ越し先は、歩いて行ける距離に図書館がありそれはそれは幸せなのですが、さすが人口が多い街だけに借りたい本がほとんど貸し出し中…。予約数も仙台の5倍くらいでいつ借りられるのやら…(購入すればいいのですがまあそうもいかず…)
今後はこれまでとは違ったペースになるかもしれませんがのんびりとお付き合いいただければ幸いです。
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ふと気づいたのですが、読み終えて表紙をもう一度見てみると、赤い斧が女の子のリボンに見えてくるから不思議です。私だけかもしれませんが…。 -
黒マントに黒ぼうしの三人組はこわーい泥棒。
宝物を集めるのに夢中になっていたが、ある夜、三人が手に入れたのは、みなしごのティファニーちゃんだけ。
ティファニーちゃんに、宝の山をどうするの?と聞かれた三人は…?
とっても素敵なお話。大好きです。
アンゲラーのお話も絵も満点中の満点。
ただ、絵の色味が暗く、お話も派手さはない(伝わりにくい?)ので、大人に好まれる絵本なのかなぁと勝手に思っていたのですが、最近小学生におすすめで紹介したら、「この本好き!」という声が続々と。ちゃんと子どもにも理解され、愛されている作品なのだとわかり、とても嬉しかったのでした。子どもを侮ってはいけませんね。
図書館の書架に2冊あって、見たらどちらもボロボロで修理済み。その読み込まれ具合からも、人気が伺える絵本なのでした。
自分用に1冊買おうかしら。 -
恐ろしい泥棒たちが、ティファニーちゃんを拾ったことから、無目的に集めていた宝物の使い道を思いつき、タイトルどおり「すてきな三にんぐみ」になったのですね。
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黒マントに黒い帽子の〝こわ~い泥棒の三人組〟のお話し絵本です。この盗賊三人組は、金銀、宝石などを奪って貯め込むことに夢中でしたが、何に使うかまでは考えていませんでした。ところがある日のこと、誘拐してきたお茶目な孤児<テファニ->に、宝の使いみちを聞かれ、素敵なことを思いつきます。それは、寂しく悲しく、暗い気持ちで暮らしている捨て子や孤児を集めて、皆で楽しく暮らせるお城に住むことでした・・・世のため人のために尽くした「素敵な三人組」は、絵本作家<トミ-・アンゲラ->が愛娘に捧げられた色彩も鮮やかな絵本です。
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この絵本は作者が、娘へ捧げた贈りものだそう。
とってもすてき!な三にんぐみでした。