うたが みえる きこえるよ エリックカールの絵本

  • 偕成社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033271705

感想・レビュー・書評

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  • 2021年5月23日にエリック・カール逝去の報に接して、追悼再読。
    その2冊目。子の親になってからであったのかな?
    でも手元の本は結婚前の1998年の増刷分なので、もしかしたら趣味で買ったのかもしれない。
    ひとりのバイオリニストが舞台に出てきて、音楽を奏でて、終えてあいさつをして去ってゆくという、シンプルな展開。最初のページでバイオリニストがおじぎしている場面にある6行のあいさつの他は字のない作品。
    モーツァルトのバイオリン作品K.63(カッサシオン ト長調)の旋律をイメージして作られているが、それはしらなくても(別の音楽にあてても)音とイメージのゆたかな世界がたのしめる。音に、あるいは色彩や形、構成に触発されて、なにを感じるか、なにを想起するか、それはほんとうに自由。

    「子どもにこの本を与えるには、感受性の豊かな与え手が必要です。子どもたちの解釈はすばらしい。それを妨げないように、やさしく導いてやってください」(巻末の作者メッセージ結び)

  • 読み聞かせ難易度ウルトラC。

  • 字のない絵本。無理やりこの世界に入る必要はありません。ただ、なんとなくページをめくるだけで・・・。

  • バイオリニストの奏でる曲にのって描かれた空の虹や地中のしずくから色がはじけ飛ぶ。想像力。音楽が色になり景色になりイメージになり。想像の翼を広げて音楽を聞いたら、最後にはバイオリニストも鮮やかに見えた。その人の中の音楽、色、イメージ。心と体全部で聞く。

  • 原題 I SEE A SONG
    by Eric Carle 1973

    もりひさし訳 1981

    セレナード第4番 ニ長調K203 メヌエット へ長調 モーツァルト


    人生を形成するものそれぞれは、すべてがどこかで触れあい、からみあい、とけあって、成長し、おとろえ、生き、死んでいくのです。演奏を終えたバイオリニストは、芸術ー人生そのものを経験したのです。
    子どもにこの本を与えるには、感受性のゆたかな与え手が必要です。子どもたちの解釈はすばらしい。それを妨げないように、やさしく導いてやってください。

  • 字のない絵本。あんまり好きじゃなかったみたい。

  • バイオリン弾きのおじいちゃんが奏でる音の世界。
    実際は音はなくて、絵を見て想像力を膨らませる。
    これをもとにしたコンサートがあったら行ってみたいと思いました。

  • 一人のヴァイオリニストの演奏を、言葉ではなく色鮮やかな絵で表現した絵本です。実際に音楽を聴きながら読むとさらに楽しめます。

  • <I SEE A SONG>

  • 4歳
    字がない絵本
    こどもは興味が無さそう
    読む人によって、読んだ時の気分によって、受け取り方、感じ方が何通りにもなる絵本
    色鮮やかな絵
    私は好き

  • 記録

  • 花のところで 花がぱっとしているねー と言っていました。何かを感じ取ってくれてると嬉しいです。

  • 「耳をすませ、空想のつばさをひろげて」

    読書が苦手な子も、自然と音を口ずさんでいました。美しい色と形。ありがとう、カールさん。

    受け手によって様々に解釈できて、絵だけ、音楽と合わせて読むと面白いです。エリックカールさんは、モーツァルトのバイオリンコンチェルト作品K63の旋律に合わせるそうです。気をつけるのは、子供にこの本を与えるには、感受性の豊かさを持つことだそうです。(4分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #うたがみえるきこえるよ #エリックカール #偕成社

  • エリックカール逝去の報を受け……沢山の絵本を思い出しました。そんな中で、もしかしたら1番好きかもしれません。
    .
    この色使い、彼のコラージュの中でも傑作品だよ〜と思ってしまうのは私だけ?
    .
    この絵本には文字がありません。
    ………
    みなさん!
    わたしにはうたがみえます
    ………。
    と最初に挨拶文があるだけです。なのに、読み終わった後のこの余韻、本当に余韻の残る絵本です。
    .
    バイオリストの奏でる曲が空になり、海になり、しずくになり、虹になり、宇宙になり……そんな色の世界が弾けて、自分自身の内なる世界と混ざりあうような〜。
    .
    見えない音を色で表現しています、感じる心は人それぞれですね。想像力をかきたてて何を感じるかは、ページをめくるごとに出てくる色の数だけ、そう果てしなくありそうな気がします。
    .
    この絵本をお気に入りというお子さんもいらっしゃいます、何をどう感じているのか心の中をのぞいてみたいですね〜。
    .
    カールさんは、セレナード第4番ニ長調K203のなかのメヌエットヘ長調の部分を想定しているそうです。
    .
    最後に色とりどりに着飾ったバイオリストが一礼して去っていきます。さあ、次は貴方の番ですよ〜と言われているかのように。

    ページごとに音が聞こえます。本当だよ〜!
    .
    エリックカールさん、沢山のメッセージをありがとうございました。

  • なるほど、音楽をこう描くか・・・
    独特のコラージュのような色相がエリック\カールだなあ・・・と思える
    はらぺこあおむしの色彩だ・・・

  • 色彩が鮮やかね!

  • はじめの数ページはめくりながら鼻歌を歌っていました。が、最後まで集中力持たず。まだ早かったかな?

  • 文字がほとんどない上に抽象的。DVD「はらぺこあおむし」に収録されている動画が気に入ったので購入。この絵本を読んで動画で表現されている世界を想像することはむずかしそうですが、動画のイメージをもって絵本を眺めると楽しむことができます。娘には、動画の音楽をはなうたで歌いながら読み聞かせ(?)してます。なぜか長くヒットしてます。
    1歳前半~

  • 字は少なく、絵が美しいです。

  • こんなアプローチ方法があったなんてね(驚)
    各々に様々な解釈を与える本。

    題名を変えたら尚良し。

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著者プロフィール

1929年6月25日、アメリカニューヨーク州生まれ。1967年、『くまさん くまさん なにみてるの?』(ビル・マーチン/文)で絵本作家デビュー。1969年の『はらぺこあおむし』以降、さまざまなしかけを施した作品を発表。また、舞台美術や立体作品など絵本以外の活動も行う。2003年、ローラ・インガルス・ワイルダー賞受賞。著書に『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』『10このちいさな おもちゃのあひる』『えをかくかくかく』など多数。

「2021年 『エリック・カールのはらぺこあおむしスクラッチアート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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