デリバリーぶた

著者 : 加藤休ミ

• 偕成社 (2021年6月16日発売)

作品紹介・あらすじ

大海原のまんなかで漁師がいった。「焼き鳥が食べたいなあ。」すると空から声がした。「デリバリーぶた！」世界一高い山で、登山家がいった。「ここでラーメン食べたら最高だろうなあ。」すると下の方から声がした。「デリバリーぶた！」食べ物の絵に定評のある作家がえがく、ちょっとシュールで愉快な絵本。「こんなとき、こんなところで、こんなものが食べられたら、最高だなあ」という食欲と妄想をそそります。

感想・レビュー・書評

[海と青硝子さんの感想 · 2024年1月13日]

いろんな場所に、食べたいものを届けてくれるデリバリーぶた、現れる時のインパクトがすごいし、持って来てくれる食べ物がどれも美味しそう！　病気の人にはやさしい心配りがニクいね！　疲れてる時に、海苔弁(デザートはアイス)を届けてほし〜い！

[Tatsuo-yさんの感想 · 2023年2月27日]

個性的な絵。どこからともなく、いろんなところへ自転車に乗ってデリバリーする豚、時代までこえるのが楽しい。ストーリーがすごくあるわけで無いのに、展開が面白く軽い気持ちで読み進められる絵本です。

[Motahiroさんの感想 · 2023年8月30日]

こんな「デリバリーぶた」いたらいいなあ、
どんな場所でも時空さえ超え、宇宙にまでも、欲しいものを、欲しい時届けてくれる最強!

[maynote16さんの感想 · 2022年4月22日]

わー、おもしろかった！
このデリバリーぶたさんのエネルギッシュな仕事魂。そして、デリバリーされた食べ物の美味しそうなこと。
お昼を食べたばかりだけど、油のういてるこのラーメンが食べたくなりました。

病気の人におかゆを届ける心配りが素敵です。
エネルギッシュなだけじゃなく、細やかで優しいのね。

[たまネコ♪さんの感想 · 2021年8月5日]

その人が今、食べたい物をお届けするデリバリーぶた。
オカモチを荷台に取り付けた古めかしい自転車が味を醸し出している。

[ニャーテンさんの感想 · 2021年7月30日]

海の上でも高い山の上でも、どこへでも希望に沿ったお食事を運んでくれる「デリバリーぶた」。
描かれる焼き鳥、ラーメン…どれも旨さの迫力満点。一見場違いと思えるのり弁も万人受けするおかずのコンボだから説得力がある。
5歳9ヶ月の息子は配達場所が変わる度に「えーっ空から!?」「下から!?」とデリバリーぶたの登場方向のリアクションに忙しかったw
「そこまで～!?」と息子を驚かせたデリバリーぶたの後半の優しい心配りは、具合悪い時にそっと差し出されるおかゆのありがたさを知っている人なら思わずじんとすることだろう。

[ちーママさんの感想 · 2021年7月24日]

デリバリーぶたは、食べ物を配達するぶた。海の上で漁師が「焼いた肉が食べたいな。」と言うと、空から「デリバリーぶた！」と声がする。「おまちどおさま～」と言いながらデリバリーぶたが現れ、漁師にやきとりを届ける。高い山の登山家にラーメンを。昔むかしのおじいさんにアイスクリームを。お姫様のランチパーティーにのり弁を。病気の人におかゆを。次は宇宙の果てへ。そして、それぞれからお礼をもらう。（３２ページ）
※さすがに「きょうのごはん」の作者の絵だけに、どの食べ物もおいしそう。

[ころころさんの感想 · 2024年3月19日]

勢いあって好き

[えいじさんの感想 · 2024年3月10日]

題名からは想像出来ない流れのお話しでした。何処行くの〜。まずは海の舟に⁇などなど、と、ビックリな所ばかり。

[蒲郡市立図書館（NPO法人ブックパートナー）さんの感想 · 2023年9月15日]

フード宅配サービスのブタは、海の上、山の上へと食べ物を届けます。リアルな食べ物の絵がおいしそう。お礼に受け取ったものがなんなのか、細かい絵を見るのも楽しい絵本。
（ＹＡ担当／なこ）令和5年9月の特集「もぐもぐブックス」

著者プロフィール

絵/ 加藤休ミ
クレヨンとクレパスで迫力あり、ユーモアあふれる人物画、
リアルでおいしそうな食べ物を描く画家。「きょうのごはん」
（偕成社）「りきしのほし」（イーストプレス）「おさかないちば」
（講談社）など

「2017年 『いのちのたべもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」