スズナ沼の大ナマズ (小さなスズナ姫)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 63
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035283201

作品紹介・あらすじ

スズナ山には水がありませんでした。あるのは「涸れ沼」とよばれる水のない沼だけです。スズナ山の山神となったスズナ姫は、さっそくその沼に水をよびもどそうと考えます。風の神や天の童子、そしてスズナ山いちばんのものしり大フクロウの力をかりて、スズナ沼の底にすむ大ナマズの怒りが原因であることをつきとめます。スズナ姫の力で、何百年ものあいだの大ナマズの怒りがとけるでしょうか。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは二冊目だけれど、主人公もさることながら、周りのキャラクターがいい。中学年向きかと思うが、大人が読んでも面白い。

  • スズナ山には水がありませんでした。あるのは「涸れ沼」とよばれる水のない沼だけです。スズナ山の山神となったスズナ姫は、さっそくその沼に水をよびもどそうと考えます。風の神や天の童子、そしてスズナ山いちばんのものしり大フクロウの力をかりて、スズナ沼の底にすむ大ナマズの怒りが原因であることをつきとめます。スズナ姫の力で、何百年ものあいだの大ナマズの怒りがとけるでしょうか。

  • スズナ沼がもとどおりになってよかった
    ※図書館で借りた本

  • スズナひめのいいところは、失敗しても、みんなにひはんされても、くじけずにやり続けるところ。礼ぎ正しいところ。一人だけの意見も大事にするところ。かわいいし、かっこいい。
    大フクロウは、スズナひめが、ぬまの水を取りもどそうとしたときに、山のみんなはむりだって言ったけど、味方をしてくれた。スズナひめのことが好きなんだろうし、物知りでよく考えることができるからだと思う。
    大ナマズは、かわいそう。こまったときに助けを求められなかったし、おくさんは死んじゃったし、むきになるのもわかる。でも、事じょうを知って、ちゃんとできたのがえらい。ぼくだったら、おこり続けちゃうかもしれない。ぼくも、大ナマズにのってみたい。(小4)

  • 【図書館】シリーズ2作目。300歳の誕生日。とうとうこの日が来ました!スズナ姫がスズナ山の新しい山神になる日です。スズナ山には、水がないことに気づき、風の神や天の童子、一番の物知りの大フクロウの力を借りて、水を取り戻した!楽しく一気読みしました♪

  • スズナ姫のシリーズは、名古屋の子供向け書籍を毎月1冊づつ配本しているメルヘンハウスの配本で1冊購入しました。
    子供が好きになる挿絵かどうかはわかりませんが、なんとなくお話に合っているように感じました。
    300歳の誕生日と書かれていますが、挿絵は子供なので、スズナ姫が子供だということが分かります。
    喜仙菘姫尊(きせんすずなひめのみこと)が、今日からの正式名称です。
    大巌尊(おおいわのみこと)がお父さんです。

    菘(スズナ)姫は人に教えてもらうときの話方を心得ています。
    「わたしはこの山の山神でスズナ姫っていうの。まだたった三百歳なんですもの、わからないことばかり、、、山の動物たちまで、あたしのことを<チビすけ>だとか、<むすめっこ>なんていうのよ。」
    「でもおなじチビでも、あなたちは大違い。いつも北の空高くにかがやいて、地上をみおろしていて、ほんとうにりっぱだわ。だから、あたしは、どうしても、その偉大な天の童子に、ひとつ、おしえてもらおうと思ったわけなの。、、、ああ、ほんとうに、このこたえがわかるといいんだけど。」

    子供にものの聞き方を教えるには、この本を読ませるとよいことがわかりました。

  •  とつぜん、大ナマズの目から、なみだがあふれだしました。もちろん、水の中でなみだをみわけるのはとてもむずかしいことですが、スズナ姫に派、大ナマズがないているのが、ちゃんとわかったのです。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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