5分間の物語 (タイムストーリー)

制作 : 日本児童文学者協会 
  • 偕成社
3.38
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本棚登録 : 75
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035395102

作品紹介・あらすじ

瀧羽麻子、金子ユズズ、染谷果子、吹原美和子、太田忠司、五人の作家による「五分間」にまつわる物語集。日本児童文学者協会との共同企画。

感想・レビュー・書評

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  • 児童書。
    「1時間の物語」に続いて、2冊目。

    【ひまわり】
    あま酸っぱいような、こそばゆいような…、ちょっと微笑ましい恋心。電車の中での5分間。
    なのに・・・切な過ぎるラスト(苦笑)。

    【6時半の武蔵】
    また、随分とブラックな…(笑)。
    まあでも、小学校高学年から中学生くらいってこういうのが好きなお年頃だったかも。
    にしても…叔母さん…(苦笑)。

    【トキワムシ】
    皮肉なラスト。人間の業と言おうか…小市民の心の醜さと言おうか…。思春期に読んでおいて損の無い一篇。

    【亀丸の5分間】
    ふ~ん。
    …な、一篇。結局、亀丸は何者だったのか?
    けれども、「5分間の物語」と銘打たれたこのアンソロジーのトリの一篇には相応しいとも思えた。

    ★3つ、7ポイント半。
    2018.10.24.図。

    収録作の中では、「ひまわり」が好きだったかな。

  • 【収録作品】「ひまわり」 瀧羽麻子/「六時半の武蔵」 金子ユスズ/「トキワムシ」 染谷果子/「四時間目」 吹原美和子/「亀丸の五分間」 太田忠司

  • 「六時半の武蔵」は、結局謎は残ってしまうので若干もやもやするのだけど、ちょっとブラックなオチは良かった。「トキワムシ」は実にショートショートらしい感じ。「亀丸の五分間」は太田忠司作。挿絵も相まって亀丸君というキャラがいい。

  • タイムストーリーシリーズ、読了2冊目。児童文学の括りなので、すぐに読めます(^_^)v
    今回は「5分間の物語」。先に読んだ「1週間の物語」よりも格段に面白かったです(*^v^)。5作品中3作品が、公募入選作品。1週間のほうは大御所ばかりだったような気が…(^^;;
    「ひまわり」「四時間目」は、女子あるあるな話、「六時半の武蔵」はチョイブラック、「トキワムシ」は不思議なファンタジー。どれも5分間というモチーフを巧く活かしていました。
    そんな中でも、太田忠司さん「亀丸の五分間」は読み応えありました。装画のインパクトもあり、映画を観終えたような満足感でした。

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著者プロフィール

子どもの本の作家、詩人、翻訳家、評論家などが集まっている全国的な団体。子どもの本についての講座や、雑誌の発行、作品募集などの活動を行っている。毎年夏には、幼児から中学生を対象とした「子ども創作コンクール」も実施。

「2020年 『物語は4つの顔をもつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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