- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035403302
作品紹介・あらすじ
本書は、バルサの生まれ故郷カンバル王国が舞台。「カンバル王がロタ王国との同盟をむすぶかどうかに北の大陸の存亡がかかっている」このことに気づいたチャグムとバルサはカンバル王国へとむかう。しかし、カンバル王の側近には南のタルシュ帝国に内通している者がいた。あやうし、バルサ。チャグムは北の大陸をまとめることができるのか。
感想・レビュー・書評
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バルサとチャグムが、元気でよかった。
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「カンバルへ」
無事に超えるために必要な。
損をするかもしれない事を考えると嫌かもしれないけれど、それだけで皆の命を守れると思うと安すぎるのでは。
重要な文を貰う事が出来たのだから、この後に必要なのは何があっても生き延びることだな。
「ナユグのざわめき」
普通の人には見えぬ恐怖が。
異能者達が理由は分からず怯える世界の異変は、単純なものでは無く、戦よりも沢山の人が死ぬ可能性があるな。
信じる者と疑う者で生死が別れる、そんな出来事が今起きるのは混乱が広がるのではないか。
「カンバルにひそむ陰謀」
既に先手は打たれてしまい。
どう足掻いても相手より先に動くことが出来ない事ぐらい、始めから分かっていただろうが希望が無さすぎるな。
自らの足で滅亡へと向かう自国を見て、冷静に対処する事が出来る者など普通はいないだろ。
「皇太子の誇り」
最後に背を押した行動とは。
普通に生まれ育った皇族の者より色んな経験をしているとはいえ、最低限の仕来りを破る事なくいたのだもんな。
意味の分かる者にとっては絶望的な状況だろうが、彼女の言う通り今戻るのは失策であろう。
「アラム・ライ・ラ」
共に向かうべき場所は違い。
ここでの別れが最後に見た姿にならないためにも、互いにすべき使命を胸に前へと進み出すしかないのだろうな。
既に戦果の中にいるうえ、外部と連絡を絶っている国に入り危機を救うのは簡単でないだろ。 -
チャグムとバルサがカンバル王国に行き、カンバル王国がロタ王国と同盟してタルシュ帝国に対する、というところで終わる。2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞というシールが貼ってある。
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が、がんばれー!
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【読了メモ】チャグム…バルサ…