夏目漱石: いまも読みつがれる数々の名作を書き、人間の生き方を深く追究しつづけた小説家 (伝記世界を変えた人々 20)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 30
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035422006

作品紹介・あらすじ

それぞれの人の生涯史となっており、その業績と人間像が、いきいきと魅力的に、わかりやすく書かれています。小学中級から大人まで。

感想・レビュー・書評

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  • 2017/03/03
    図書館で児童書の棚から見つけた本でしたが、ふりがなこそつけてあるものの、文体は幼稚過ぎず、尚且つ分かりやすく漱石の一生について書かれている書籍で一気読みしてしまいました。いやいやながら大学の先生をやってても、学生から熱烈に支持される漱石、さすがですね。漱石の素晴らしさを感じるためには、やはり漱石の小説を読むしかないと思うので、なるべく時系列に沿って読んでみようと思います。ただ『吾輩は猫である』が貸し出し中だったので、『坊っちゃん』から読みます。

  • 子供が小学校の図書館から冬休み中に借りて来た本。
    子供向けの伝記であるが、漱石の周りの出来事だけではなく、漱石の作品を通じて漱石の人となりや作品そのものの位置付けまでを説明する。

    漱石の作品を読んだことのない子供が読んでも分かりにくいところがあるとは思うが、大人が読んでも十分に面白い。

    漱石の作品をまた読みたくなる。

  • 夏目漱石の生い立ちから晩年までをたどる伝記であり、作品の時代的背景、漱石の人生における位置づけの分かる著書紹介であり、漱石が影響を受け、影響を与えた人とのやりとりが垣間見える読み物。資料写真や引用文献、年表も充実しているので読み応えも十分。また「吾輩は猫である」「道草」などの作品を読んでみたくなった。

  • 子供の頃数冊読んだが文豪ねえ〜という感じで、こころ以外自分の中ではスルーしてたが、最近、悩む力(姜尚中)の中の夏目漱石の本の解説でそういうことか〜と納得し、この本で人となり、どういう時期にどういう作品を書いたのか知り、トータルで理解できた感じ。
    大人本と子供本のコラボのおかげですな。前半嫌な奴で家庭の中では最悪って感じの人だったけど。奥さんえらいな〜。

  • ジュニア向けの伝記なので、読みやすい。それに写真もいっぱいでいい。<br>
    文中に引用された本のタイトルなんかも書いてあるので、気になったものは呼んで見たいと思った。

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著者プロフィール

1939年東京に生まれる。
早稲田大学文学部卒業。児童文学作家。
主な作品に、「おとうさんがいっぱい」「風を売る男」「ものまね鳥を撃つな」「風の陰陽師」などがある。

「2019年 『漱石と熊楠 同時代を生きた二人の巨人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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