長ぐつをはいたねこ (偕成社文庫2058)

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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035505808

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  • 長ぐつをはいたねこはどんな話だったかと図書館で。

    フランス人、ぺローの慣れ親しんだ昔ばなしを自身で書き換えた童話集で、誰もが子どもの時に読んだような短編でいっぱい。赤ずきんは狼に食べられて終了。あれあれ?助けられるんじゃなかった??と、今でいえば「パクリ」に相当しそうだ。まぁ、昔話はどこの国でも似たものがたくさんあるけど、あまりにあからさま(笑)。昔はおおらか♪危うく誤認するところ。

    解説によるとこのパクリ(失礼)物語集のペローのアレンジは当時の世相を感じさせ、また当時の王権へのゴマすりまで感じさせるところがあるようで、フランス人の一面を垣間見た気さえせする。

    民話の話型どおり、末子継承+優位なストーリー展開の数々に、なるほどな。

    でも、単純に面白い。長ぐつをーは猫の働きで貧しい末っ子が土地、金銀財宝、お姫様まで手に入れる話で、猫の騎士じゃなかった。

  • 1978年刊行。表題作含め8編。
    図書館に置いてあったのをたまたま手に取りました。
    1話ごとの最後に、訳者による「おしえ」があり、
    あまりのシュールさに衝撃を受けました。

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著者プロフィール

Charles Perrault (1628-1703)
17世紀フランスの作家、詩人。ルイ14世の宮廷に仕えた政府高官だったが、晩年に民話をもとにした作品を次つぎと公表し、フランス民話編纂の始祖として知られる。民話に独自のアレンジを加えた彼の作品は、後世に様々な影響を与え、いまでも読みつぎ語りつがれている。

「2023年 『民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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