敬語・方言・位相語 (国語おもしろ発見クラブ)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036298501

作品紹介・あらすじ

この巻では、「特殊」な日本語を紹介しているよ。大人もよくまちがう「敬語」。豊かな表現が息づいている「方言」。そして、あるグループの人たちだけが使う「位相語」。日本語のおもしろさと奥深さが実感できる一冊。小学校中学年から。

感想・レビュー・書評

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  • 米・中・仏の子どもが日本人の教師に日本語を教わる、という設定で、右ページにテーマに関するマンガ・左ページに解説と登場人物4人の会話による補足、という見開き1ページ完結の構成。

    敬語編は構成のせいでやや暗記っぽい感じがして、少年少女のスポンジのような脳ならいざ知らず、おやぢのカチカチなそれにはチト面白味に欠ける。

    かたや方言編は、一つのマンガを各地の方言と共通語で描いていて、このアイディアは面白かった。解説も若干法則っぽいことが入っていて、少年少女にも面白いハズ。

    位相語も少年少女には興味深いものだと思うけど、分量が少な過ぎる。方言編くらいあると、学校の業間休みとかに本書が活用されるだろうに。

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著者プロフィール

山口理(やまぐちさとし)
東京都に生まれる。28年間の教師生活を経て、執筆に専念。自転車で日本縦断し、富士山頂を走り回り、また時には徒歩で利根川の河口から源流まで歩き通すなど、腰の落ち着かない作家である。ただし最近は、寄る年波のせいか、車を使って愛犬とふたり(?)で日本一周の旅をするという、軟弱者に成り下がった。
 登山も常に単独行で、あまりの知られていない山や、登山者の少ない山を選んで登る、といった偏屈な一面がある。(プチ遭難の経験あり)ペットとして、臆病な柴犬の「こゆき」と、凶暴ネコの「たまご」を飼っている。
 主な作品に、『直樹の学校戦争』(小学館)、『風のカケラ』(汐文社)、『時のむこうに』(偕成社)、『ぼくの一輪車は雲の上』『ゴジラ誕生物語』『リターン!』『ロードキャンピングカーは北へ』(いずれも文研出版)など多数あり。

「2022年 『生き抜け!遭難の五日間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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