ふしぎ駄菓子屋 銭天堂17

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036357703

作品紹介・あらすじ

研究所を失い傷を負った六条教授は、蔵木という男を使って、紅子を苦しめるあらたな計画をたてる。かつて蔵木は銭天堂の駄菓子を食べ、他人からかくれた才能を見出せる能力をもつ男だった。
しかし、計画は思わぬ方向に展開する。

感想・レビュー・書評

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  • 16巻の最後に名前が出てきた「蔵木元弥」…
    めちゃめちゃキーマンぽい感じだったのに、16巻まで出てこなかった人物なので、「あんた誰やねん!!苦笑」という感じでした。
    その蔵木がどんな人物で、そしてどうして銭天堂を憎む六条教授を手助けしているのか、その理由が明かされるのが17巻です。

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~〜〜〜

    17巻では六条教授と蔵木は銭天堂を陥れるために、ある作戦を敢行しているのだが、その作戦の気配はプロローグと最後の「スカウトまんじゅう」意外のお話では感じられません。
    そのため、「スカウトまんじゅう」意外のお話は、敵がいなかった頃の銭天堂のエピソードに戻った感じでした。
    もちろんそうした1つ1つのお話も面白いのですが、敵が絡む話に最近慣れてしまっていたせいか、なにかスパイスが足りないような感覚になってしまいました。
    (なんて贅沢な望み苦笑)

    六条教授自身が直接コテンパンにやられたわけではないものの、このエピローグを経た18巻はどういう天界になるのかな??

  • 天獄園、、、たたりめ堂、、、。いろいろ出てくる。

  • たたりめ堂のよどみさん、意外な形で登場!

  • この巻は面白いけど次の巻がますます気になってきた!

  • やっぱり夢中で読んでしまう物語。
    jajaさんのカバーイラストもやっぱり可愛いです!

  • 最近なんとTV CMにまで登場するようになった「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」のシリーズ最新作。
    前作で銭天堂壊滅計画が失敗してしまった六条教授。流石に懲りたかと思いきや新たな作戦に取り掛かっている様子。
    どうも,他人の能力を吸い取ることができるらしい滝宮少年を利用して,銭天童の駄菓子を食べて特殊能力を得た人から能力を吸い取らせ,その力で銭天堂を滅ぼそうとしているらしい。銭天堂の駄菓子を食べた人を探すのは,蔵木という手下で,やはり銭天堂の「スカウトまんじゅう」の能力者で,人の能力が目に見えるらしい。しかし滝宮少年が他の能力者に会いに行こうとすると何故か邪魔が入るそうで計画は全く進まない。

  • 面白かった。5点満点で3〜4点。
    最後のにゃははな毎日楽しい。

  • あいつは、あいかわらず銭天堂を狙っているのか。
    しかも、そんな手を使ってくるとは。
    紅子さん、どう対抗していくのか。
    敵が狙う銭天堂のお客様たち、逃げてー。
    と思ってたら、そうきますか。
    でも、他の手で付け狙ってくるんだろうな。
    紅子さんが負けるわけないけど。
    付録の駄菓子図鑑が楽しい。

  • 原点回帰巻。
    誰と戦うとかじゃなく、単純にお菓子を食べた人がどうなるのか楽しめた。

  • 『プロルーグ』
    さっぱり分からない。誰だコレ? どうなってる?

    『とりあげもち』
    アニメでも見たので、その通りの物語だった。あげたものも取り返して、少しでもほしいと思ったものは取り上げる。最後には、『とりあげたものを大切にしなかった』ので、最初に取り上げた木馬の中に閉じ込められてしまう。ちょっとダークな終わり方。

    『ルールキャラメル』
    父親が家族の食事も食べてしまうので困るという物語。家族あるあるというか……ここまでではなくても、『少し席を離れたすきに父親が母親のものを食べる』という話題を見たばかりだったのそう思うのかも。銭天堂のルールキャラメルでルールを守らせる『××のときは、××すること』の形式なのは面白いなと思った。

    『断捨離だんご』
    断捨離が高じて家族の物を捨てることで離婚危機になる主人公。夫も同じく断捨離好きになれば離婚しないと思っていたけどという物語。
    これも家族あるあるな気が。家族であっても他人の物に手を付けるのはアウト。

    『とある部屋の中で』
    プロローグと同じく物語の流れのシーンのようだけど、さっぱり分からない。

    『おおらか落花生』
    人の顔色を窺ってばかりなのでおおらかになりたい主人公。銭天堂のおおらか落花生を落としてしまって、一緒に探してくれた友達とおおらか落花生を分け合うという物語。
    思春期の悩みど真ん中な感じがしたけど、物語はゆったりとして最後も『分け合った相手と強いつながりをもたなければならない』という副作用なのでほんわかしてしまう。

    『いた板チョコ』
    注射嫌いな主人公が痛みが消えるといういた板チョコを手にする物語。
    特にこれと言った印象がない。大の大人が注射嫌いという点は子どもが楽しめそう。

    『スカウトまんじゅう』
    『エピローグ』
    最後の物語がエピローグまで続いていて、分からなかった部分の物語が明かされる。

    でも、六条教授って一度、破れていたような……と思いながら読んだ。
    外側の物語が少し複雑化していてわかりづらかった。

    アイテムとその使用者のわくわくドキドキだけ期待してるので、それ以外のバトルは面倒だなと思ってしまうダメな大人の私。子どもは銭天堂とその他とのバトルも楽しむのかな。
    それとも、長く愛されるにはそういう外側の話もないと読み続けてもらえないのかな。と考えてしまった。

    ごちそうさまでした。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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