- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037443900
作品紹介・あらすじ
天竺国の雷音寺にある経典、"三蔵の法"を手に入れるべく、僧玄奘は、太宗皇帝より唐三蔵の名を与えられ、西天をめざす。天界で釈迦如来との戦いに破れ、五百年の間五行山の下にとじこめられていた、我等が悟空は、観音菩薩の命で、三蔵の旅の供をすることになる。途中、世をすねた西海竜王の三男、白竜が旅の仲間にくわわる。西天への取経の旅は、つぎつぎに襲いかかる妖魔との戦いの旅であった。この巻では、のちに旅の仲間となる豚の妖魔・猪八戒、どくろをさげ、宝杖を持つ沙悟浄のほか、人間の精気を糧に生きる美しい白骨夫人や、妻を追って妖魔と化す黄袍怪、おなじみの金角、銀角、そして、牛魔王の息子・紅孩児が登場。
感想・レビュー・書評
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中巻では猪八戒と沙悟浄が旅の仲間に加わり、おなじみのメンツがそろい、金角・銀角や紅孩児といった強敵との対決も繰り広げられます。
悟空の圧倒的な強さが光りますが、西天への取経の旅は一筋縄ではいきません。
「唐僧の肉を食べれば不老長寿が得られる」という噂が妖魔のあいだに広まり、三蔵一行は行く先々で妖魔に狙われてしまうのです。
そんなピンチの中、さらに気になるのは悟空と三蔵の関係です。
悟空の無邪気さゆえの乱暴なふるまいが、三蔵の目にはときに残酷に映ります。
また、妖魔の気配を察知できない三蔵は、悟空の忠告にも関わらずあっさりだまされてしまうことも…。
お互いを分かりあえずに悟空破門の危機を迎えたりして、ヒヤヒヤさせられてばかりでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悟空がなんだかんだ言って三蔵を慕っているのがいいな。
あと、沙悟浄はドラマの悟浄役の岸部シローさんと違って真面目なのも面白いし、悟浄の「大師兄(悟空のこと)、二師兄(八戒のこと)」って呼び方がいい。
お馴染みの金角・銀角兄弟も登場し、悟空たち三人と渡り合う強さを持っているものの、やっぱりチートは紫金紅葫盧(しきんこうころ=紅ひょうたん)!
そして妖魔のくせに、悟空の生死を確かめないと安心しない慎重な金角…ぷぷぷ。
中巻も面白かったです! -
〈中〉も抜群に面白い。
悟空がいい兄貴になってる。強いし頭はキレるし師匠を本気で守ろうとする姿がいい。ちょっと悪ノリがすぎる時もあるけど、それもご愛嬌。
悟浄は頼りになるし格好いいし、さすが元捲簾大将。
地味に白竜もいいキャラしてる。最後の砦はこの男。
下巻も楽しみ! -
悟空と三蔵のたびがはじまる。八戒や悟浄を仲間に入れて旅が続くのは
おなじみのストーリー。
三蔵に出会ってからの悟空も、とびぬけて強いのは同じ。
このとびぬけて強い悟空も、危機に陥れないと、お話が成り立たない。
そこで登場するのが、弱いくせに言うことだけは立派(?)な三蔵で
彼が悟空のうまい具合に足かせになってくれる。
三蔵は相手が妖魔だろうと、人だろうと、とにかく相手を殺すのを嫌がるので、
自分を殺しに来た相手にすぐやられそうになる。
あげくのはてには、悟空が自分を助けようとしているのに、妖魔の罠にはまって、
悟空を信じず、悟空を破門してしまう、などなど。
ちょっとワンパターンにはまってきたかなあというところで、
お話はエンディングに向かって行く。
訳者のまとめかたが絶妙でとにかくおもしろかった。 -
再読
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悟空が切られる話ではちょっと涙が出そうになってしまった…。
誤解が解ける話に弱い。笑 -
ジャカルタ、インドなどを舞台とした作品です。
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おもしろーい!^▽^
八戒や悟浄が仲間になります。
金角銀角やこうがいじ(漢字むずかしい)が出てきます。みんなちびっこです。かわいい^^
あと女人国に行ったりします。あやうく赤ちゃん産みそうになる三蔵と八戒^^^^
三蔵と悟空がケンカ(というか)したりして
このまま仲直り(というか^^;)できないのかとハラハラしたりしました。
そしたら香取くんの「なまか!!!」が浮かんできて
ああ・・そういえばテレビの西遊記もちょっと見てたなあ・・となんかなんともいえない気持ちになりました・・