ガンプ: 魔法の島への扉

  • 偕成社
3.81
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本棚登録 : 80
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037446505

作品紹介・あらすじ

九年に一度、九日間だけ開くガンプの扉をぬけ、ロンドンの街にやってきた四人の救出者たち。年老いた魔法使い、ひとつ目の巨人、植物をつかさどる妖精に小さなハグの女の子。彼らの使命は、赤んぼうのときにつれさられた"島"の王子を救いだすことだった。しかし、救いだすはずの王子はとんでもない少年だった。ウィットとユーモア、英国らしさのあふれるファンタジー。小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • 九年に一度、九日間だけ開くガンプの扉をぬけ、ロンドンの街にやってきた四人の救出者。彼らの使命は、赤んぼうのときにつれさられた“島”の王子を救うことだったが…。所々ハリーポッターとシチュエーションが似ていると思ったら、訳者あとがきでハリポタよりも前に出版されていたと説明があった。個人的には素材が似てても、カレーと肉じゃがのように、どちらも美味しいし大好きです。

  • この世界は魔法の扉《ガンプ》によって、《魔法の島》とつながっている。ガンプが開くのは9年に1度、9日間だけ。生まれたばかりの島の王子が、ガンプを通ってやってきた先のロンドンでさらわれ、そのまま扉は閉じてしまった。あと9年間は、王子を探しにいくことすらできない!
    9年後、島からの救出隊が王子を取り戻しに向かった。しかし、王子はレイモンドという名前で、甘やかされて、とんでもないわがままな少年に育っていた……。

    ガンプがロンドンのキングス・クロス駅にあるということで、ハリポタもこの作品の影響をうけたのでは?と思わされる壮大なファンタジー。様々な魔法生物が登場する。中でもかわいいのは「キリフキ」!フワフワでかしこくて人懐っこくて、触ってみたい~。
    救出隊の1人、オッジの王子に対する毒舌ぶりは爆笑ものだし、もうレイモンドが典型的なわがままで嫌なやつ。終盤の王子を取り戻せるのか?という展開はハラハラドキドキ。小さい頃に出会っていたら、きっと何度も繰り返し読んでいただろうなぁ。
    (原書と同じ感想になっています)

  • 九年に一度魔法の島とロンドンの町を繋ぐ穴が開かれる。島の王子が攫われて九年。王子を救い出すため4人が島からロンドンまでやってきた。しかし救い出す王子はとんでもない少年だった。

    どこかズレている救出者たち。金持ちの婦人に攫われた王子はワガママで手に負えない少年になっており、救出者たちが王子だと思って好きになった少年は使用人だったという導入部。何とか王子本人の意志で島に戻ってもらおうと、あの手この手を繰り出す救出者たち。制限時間が迫り、強引な力で無理矢理王子を連れて来ようとする者たち。
    そのどれもこれもが、ドタバタのユーモアに溢れて、ページを繰る手が止まらない面白さがありました。
    オチは読めると言えばそうなのですが、そんなことよりも一挙一動それぞれのシーンをワハハと笑って読むのが楽しいのです。
    こういう笑える児童書は大好きなんです。ダール作品に通じる楽しさがありました。

    これはアニメ化されていないのですかねえ。きっと楽しいと思うのですが。
    面白い本を読みたい! と思っている人にオススメのファンタジーです。

  • 西の島の王子が人間界にさらわれて…彼を取り返そうとする妖精や魔法使い、魔物達の悪戦苦闘の大活躍。

  • 9年に一度9日間だけひらく魔法のとびら
    ”ガンプ”は、この”上の世界”と”島”とをつなぐ

    展開がわかりきってるから、安心して読み進められるファンタジー。安心はあるけど、ファンタジー界の不思議ないきものがたくさんでてきて、わくわくあり、ハラハラあり、物語に入りこんでいける。そんな魔法の世界が、現実の世界とつながっているところがまた身近でたのしい。子どものころに読んでいたら、きっと何度も読み返したと思う。どきどきしつつも、ほっとするそんなお話。

    ハリーポッターのパクりとかいわれてることもあるようだけど、書かれたのはハリーポッターの数年前だからこちらが先。

  • エヴァ・イボットソンさんのハードカバー児童書!表紙でだいぶ損をしている気が…。

    この作品はハリー・ポッターシリーズより前にでていた作品なのですが、やはりハリー・ポッターをおもわせます。
    「島」タイトルシリーズとしてはクラーケンのほうが好きです。エヴァさんは幽霊や妖精、魔物が大好きなんですねー。

    2012/00/00

  • 知らない妖精や魔物たちが沢山出てきて面白かった。
    レイモンドとベンのことについては、すぐわかってしまったのが少し残念。
    キリフキが可愛い。

    何かで《ハリー・ポッター》が『ガンプ』に似てるって言われたって読んだけど、物語じゃなくて登場人物の設定がだったんだ。訳者あとがきで読むまで気づかなかった。

  • 2013/06/08

  •  9年に一度、9日間だけ開くガンプの扉。キングスクロス駅の扉の向こうには、美しい魔法の島がある。その魔法の島のまだ赤ん坊の王子が、ロンドンで連れ去られてしまう。次にガンプの扉が開いた9年後、王子を探すため、4人の救出者たちが選ばれた。ところが、探し出した王子は…。

  • かなり軽めのファンタジー。斜め読みでも内容が把握でき、正直つまらなかった。

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