ルパンの告白 (アルセーヌ・ルパン全集 (8))

  • 偕成社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038150807

感想・レビュー・書評

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  • ルパンシリーズは、長編よりも短編の方が冴えるのかもしれない…と思った。
    少なくとも私にとっては、奇巌城よりは面白かった。

    唯一、「地獄の罠」を除いて。
    「太陽のたわむれ」「赤い絹のスカーフ」では、ルパンの推理力が冴え渡り、相手方よりも常に一方上手を行くのに、このストーリーでは、犯人の仕掛けた罠にまんまと嵌り、絶体絶命のピンチにまで陥っている。
    それまでのストーリーからのイメージで行けば、罠に嵌るより先に、相手方を罠に嵌めちまう…か、若しくは、まんまと罠に嵌った風を装って、どんでん返しの鮮やかな切り返しが出て来るのを期待してしまう。少なくともホームズならば、こんな罠に嵌る…とは到底思えない。

    その辺りがルブランの詰めの甘さかもしれない。
    あまりに一貫性のない行動パターンは、結果としてルパンの人柄が掴み難い…と言う大きな欠点が出て来てしまう。

  • 9作が収録された、短編集です。「813」や「水晶の栓」での、敵に出し抜かれるルパンを不甲斐なく思っていたので、この作品では久しぶりに格好いいルパンを見られて満足でした。
    その中では「赤い絹のスカーフ」が一番面白かったです。
    また「ルパンの冒険」のソニアが再登場する「白鳥の首のエディス」もいいですね。

  • (メモ:中等部1年のときに読了。)

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