ようこそ実力至上主義の教室へ11.5 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA
4.20
  • (33)
  • (22)
  • (14)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 716
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040640075

作品紹介・あらすじ

1年生編最終番外編!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1年最後の巻。最初の春休み。
    学校と、上級生とそして同級生との戦いを決心して時に誠実に?時にあざとく動き出す綾小路。
    駒としてのだけの仲間なのか?彼の中に友情や愛情は芽生えているのか?
    それを見極める2年生が始まる。

  • 1年生編ラストの11.5巻。ここまで来るのに14巻。三年生の最後までやろうとしたら何巻まで掛かりそして何年掛かるのかと戦々恐々。
    けれど、割と好きな作品なので是非とも最後まで書いて欲しい所


    ○.5とナンバリングされているタイトルは長期休暇中のエピソードで試験なども無いのだけれど、だからといって何もない訳ではなくそれはこの11.5巻も同じであり綾小路は2年目の日々に向けて幾つもの布石を置いているね
    その中ではラストのアレが一番目立っているけれど、傾向としては綾小路が他の生徒達を成長させようとしている点が垣間見えてくるね

    かつては頭の悪い他人を見下していた啓誠が意識する自身の変化を肯定し、龍園を焚き付けて彼の戦略をより磨きのかかったものになるように誘導、龍園との戦いで敗北したことにより立ち止まりかけていた一ノ瀬を約束によって再起させもした
    また、この1年で成長著しい堀北の総仕上げとも言える場面にも立ち会い、彼女が更に強くなれるように導いているね
    他にも綾小路とは関係ない所でクラスのお荷物な場面も有った池が成長を見せているし、かつては綾小路に土を付けられた石崎も綾小路を味方とするヴィジョンを描いていたりもする
    誰も彼もが何かしら成長を見せている

    綾小路が当初堀北を鍛えていたのは自分の代わりにDクラスをAクラスに導く存在にするためだった筈だけど、この巻ではまるで綾小路が他人を成長させる喜びを見出したかのよう。まるでこれこそ綾小路が持つ本当の才能だったのではないかと思えるほど。
    ……本当にそう見えるだけ、というのが綾小路の持つ病原なのかもしれないが

    そんな変わったようで変わっていなくて、それでも変わろうとしている綾小路に授けられた堀北兄の金言は今後、綾小路が自身の行動の方向を決める際に価値を持ってきそうだね
    これまではただ学生らしい生活を遅れればそれでいいと思っていた綾小路。それが月代の執拗な攻撃、周囲の人間の成長。それらを受けて少し欲が出てきたようで

    2年生編は月代をどうやって撃退するのかは勿論として他にも気になる要素がたくさんあるね。新一年生として入ってくる後輩、南雲のしようとしていること、更に激しくなってくるであろうクラス間の攻防、そして綾小路のクラスとの関わり方
    何よりも軽井沢に新しい関係性を求め、それに応えた軽井沢。この二人の触れ合いがどのようなものになるのか気になるね。……まあ、綾小路が軽井沢に施そうとしている事を考えれば破局以外の道は見えなかったりするのだけど…

  • ☆少女は鏡の中の自分を覗き込む
    ☆卒業式
    卒業式が終わり3年生は謝恩会に出席する。その裏で綾小路は月城理事長代行対策に動き出す。

    ☆デートひより
    春休みのある日Dクラス(4月からCクラス)の椎名ひよりから龍園のことで相談を受ける。
    ☆迷える子羊
    一之瀬に呼び出され堀北と会うことになる。今後の最終試験とクラスの協力関係に関することが議題だったが。
    ☆兄から妹へ
    堀北学が学校を去るときが来た。鈴音にとっては学と話す最後の機会だが、一向に現れない。
    ☆松下の疑念
    綾小路の松下は1年間ほどほどに手を抜いて過ごしてきた。自分のクラスには優秀な手駒が不足していると感じていたが、期末試験の綾小路の活躍に活路を見出す。
    ☆動き出す青春
    新学期を前にして軽井沢と綾小路が接触する。

  • 「〜.5巻」だけど、本編にもガッツリ関わってくるから必読。ホワイトルームについての描写が出てきた。

    卒業後はまたホワイトルームに戻るのに、父親は強引に綾小路を戻そうとするのは、たった3年間であろうと時間の無駄と考えているからだろうか。

    だんだん周りのクラスメイトにも実力が疑われ始めているけど、それさえも綾小路の手の内なのか。

  • 11.5巻は1年生編から2年生編に向かう、一休み的な感じの作品。各人物の思惑が垣間みえる間になっていて次回の作品が楽しみになる。堀北兄妹の仲にも進展があって良かった。

  • 1年の終わり。
    堀北兄妹の一時の別れ。
    そこには鈴音の成長した姿があり、彼女を後押ししたくなりました。
    綾小路のこの先に対する決意も見受けられ、2年になった彼等がどの様にこの学校や他クラスと戦うのか楽しみです。

  • 軽井沢

  • 一年生がようやく終わりました。堀北兄妹の壁がついに取り払われ、鈴音は成長することができました。綾小路をとりまく問題は大きくなりさまざまな人物と関わってきてます。2年生になったらどんな風になるのか…

  • 一年生から二年生になる幕間の巻ということで、登場人物の成長と関係性がほのかに見えて趣深い巻。二年生編も期待大。

  • 2年生が始まる前の春休みの話。

    短編集かと思ったら基本的に綾小路視点で書かれていた。

    様々な登場人物が新学期に向けて歩みだした模様を描いている。
    綾小路も自分のなかでやりたいことを見いだし始めており、そこが自分的には一番ポイントだった。

    いやあ、こういうのはすぐ読んでしまう。
    2年生編が楽しみ。復活した龍園との対決とか気になる。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

11月生まれのAB型。PCゲームの企画・シナリオを主に担当する。代表作は『暁の護衛』『レミニセンス』。

「2016年 『ようこそ実力至上主義の教室へ4.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

衣笠彰梧の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×