魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 3 (MFブックス)
- KADOKAWA (2019年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040640594
作品紹介・あらすじ
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。
彼女が商会を立ち上げてから、ダリヤの魔導具づくりは様々な人を巻き込んで進んでいく。
商会長としても魔導具師としても、少々危なっかしいところのあるダリヤに対し、周囲の者はそれぞれの想いを募らせる。
「恩には利子をつけて返す」「商会長の『右腕』を目指す」「守れるくらい強くなる」
そんな想いに応えるように、ダリヤ自身も前を向き、また大きな一歩を踏み出す――!
小物工房と『泡ポンプボトル』の量産品試作、『魔導コンロ』の更なる小型化、『人工魔剣』の実験など……とどまるところを知らないダリヤのものづくりの行方は!?
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第三弾、開幕!
感想・レビュー・書評
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「このライトノベルがすごい!」では上位ランク入りしているけど、思ったほど今回は面白くなかったな。それぞれの人物の気持ちをそれなりに描写しているし、商会の事情や魔導具の開発の様子も描き込まれてはいる。でもなあ、なんか地味なんだよねえ。次巻どうするかなあ。
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ダリヤの作ったロセッティ商会の頼れる会員イヴァーノの胃が既に心配な巻。
魔導具製作は卓上コンロの小型化がメイン。絶対作者さんてメーカー勤務じゃない?小型化は大変なんだよね・・・。機能統合する案とか収納時の変形とかモノ造り王道のいい話(笑)!ここまで案がサクサク出たら楽しいだろうなぁ。
大きな出来事は無いけど、ヴォルフの訓練時や討伐時の話などもあり相変わらず面白い。 -
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、転生者である女性魔導具士ダリヤ。
今巻は、ギルドからダリヤの商会に加わったイヴァーノに続き、工房の職人フェルモが泡ポンプボトルでダリヤに協力。泡ポンプボトルの改良や魔導コンロの更なる小型化など、これまでに出てきたものの改良系がものづくりの主。あとは相変わらず、食事シーン(というか飲みシーン)が多く美味しそうで、そして会話のやりとりが楽しい。ダリヤの友人ヴォルフと、イヴァーノ、フェルモの野郎同士のどうしようもない会話とか、ヴォルフと後輩くんや、ヴォルフとお兄さんとのやりとりとか笑った(笑)
つづきが楽しみ。もう何でもないような日々を続けていくこの作品のキャラたちをずっと読んでたい。 -
「これからを考えると、わくわくしますよ」
面白くて1巻からあっという間でした。
ダリヤとヴォルフは出会ってまだ1ヶ月経っていない3巻です。
幼いダリヤが、父親カルロへハンカチを渡すエピソードが微笑ましくて最高でした。
ネタバレになりますが、
紫の二角獣が見せるダリヤの幻覚を、匂いが違うと一蹴するヴォルフが素敵でした。 -
今回は泡ポンプに魔道コンロの軽量化、ヴォルフと兄の和解、というかお互い気を使い過ぎてたのね。ダリヤの周りは本当にみんなダリヤが大好きで守りたい、て思っているのね。ダリヤとヴォルフは両思いなのに変にお互い気遣いあって、いつになったら気持ちに素直になるのか。でも身分違いだから付き合うのはよくても精神的にはきついのかな。にしても毎回料理が美味しそう。
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前巻でダリヤの才能を見込んでロゼッティ商会に入ったイヴァーノに続き、泡ポンプボトルの量産品試作を頼んだ工房のフェルモも彼女の職人魂と人柄に惚れて頼れる協力者に。魔導コンロ小型化や人工魔剣作成の試行錯誤など、ダリヤは物作りの毎日が続く。
相変わらず物作りと食事シーンが多いが、登場人物それぞれの背景や思いも書かれていて面白かった。 -
ネットにて読了済みの大好きなお話です。
番外編『父と娘の魔道具開発記録~妖精結晶のランタン~』
ダリアの母テリーザの死亡の知らせに、その苦悩を隠す父カルロ。
アンケート用書き下ろし『四兄弟の鬼ごっこ』
グイード視点、思い出話にあった泥んこ鬼ごっこ。年齢分お尻を叩かれ、その後のパーティーでは立ったままいい子で過ごしました。 -
Web版既読。何度か読んでるので加筆箇所はわかりやすかった。フェルモがイラストみたら意外と若くて驚いたな。何故か鷲匠先生(ハイキュー)想像してたから。もちろん声付きで(笑)カセットコンロを遠征に持っていけるような大きさに改造してるあたりか。このあと、あの人との対決!があるわけですね。憎めないんだわ、と次巻登場人物に思いを寄せてみたり(笑)ヴォルフ兄(故人)のあたりも加筆されてましたね。Webでは匂わせ程度。こちらではがっつりと。他にはトースターやイボダイ。あとフェルモ視点の話とかね。
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ダリヤの周囲の人たちも、きちんと描写されててこれからが楽しみ。